2016/7/29
このサイトでは過去へ戻ったり過去を変えるためのタイムトラベルの方法を考察しているが、実証データに乏しかったり、現在の技術では到底実現不可能だったりと、きわめて敷居が高い。
人生やり直したい、今すぐにでも過去を変えたい人にとって、もっとお手軽な方法はないだろうか?
ポケモンGOフィーバーで、任天堂の株を買っておけば・・・と後悔しているのは私だけではないだろう。
そこでいろいろ調べて(ググって)みた。
すると
●「人生やり直したいやつ俺がタイムリープしたときのこと教えるから来い」
2012/7/2 不思議.netより
というまとめ記事を見つけた。
このスレ主(スレを立てた人)は過去に3回もタイムリープを成功させたそうだ。しかも何の道具も使わない。
具体的な方法は、「夢を使って過去の世界に戻る」らしい。
夢の中で過去の夢を何度も繰り返し見ているうち、やがて夢の世界がだんだんとはっきりしてきて、過去の世界(景色や建物)がどんどん鮮明になっていく。
そのうち自分の意識もぼんやりとしていたものが、だんだんリアルタイムで体験しているような活き活きとした意識に変化する。
そして夢の中の自分をのっとる(夢の中の方が現実だとはっきり意識するようになる)と過去の世界に戻ることができたそう。
※夢のまま過去の世界に戻ったのか、リアルな意識のまま目覚めると過去に戻ったのか、重要なところだが残念ながらスレの中では明記されていない。
他にもこんな記事をみつけた。
2017/8/25 不思議.netより
高校を中退してフリーターになりギャンブルにのめりこんでしまったスレ主が、将来を悲観したあげく楽しかった中学時代ばかり思い出すようになり、毎晩寝る前にあの頃に戻りたいと強く願うようになった。
とうとう自殺を決意し小さなボートで夜の海に漕ぎ出したスレ主は、沖に流され、星を眺めているうちに眠ってしまう。そして息苦しさに目を覚ますと海の中でおぼれていた。深い海の底に沈んでいくうちに意識を失い、目を覚ますと小学6年生に戻っていたそう。
この二つはともに過去に戻った事例だが、時間移動の種類に違いがある。先に紹介したのがタイムリープで、後者がタイムスリップだ。
ちなみにこのサイトで使っている「タイムトラベル」という言葉は、さまざま理論や装置(タイムマシンなど)を駆使して過去や未来へ時間移動すること。「バック・トゥ・ザ・フューチャー (字幕版)」のイメージだ。
タイムトラベルのメリットは理論に基づいているので再現性が高く、その理論(装置)を使えば基本的に誰でも時間移動をすることができる。デメリットは最初でも触れたように、今すぐには実現不可能なこと。
先に紹介した事例の「タイムリープ」は、自分の特別な能力で時間を跳躍(リープ)して過去や未来に移動することだ。例えば「時をかける少女」 がわかりやすい。
特別な装置を必要としないのがメリットだが、いかんせん個人的な能力なので誰もが使えるわけではない。
後者の「タイムスリップ」とは、自分の意思とは関係なく、おもわず時間移動してしまうこと。いろいろな条件が偶然に重なって引き起こされるもので、これは希望する過去や未来に時間移動できるタイムトラベルやタイムリープにくらべ、あまり役に立ちそうにない。
いずれにせよ、いままではタイムマシンさえあれば誰でも時間移動できるタイムトラベルを中心に考察してきたが、少し肩の力をぬいてタイムリープに何らかの法則を見つけることはできないだろうか?
さて、上で紹介した2つの話に共通するのは、
●特別な装置を使うことなく、夢の中や意識の喪失後、過去に戻っている。
●戻る前の記憶をもったまま、人生をもう一度やり直している。やり直した人生は以前と細部が異なることもあるし、その後の選択によって人生は変わっていく。
●元の世界には戻れない。
これらに現実的な説明をつければ「強い思い込みやショックによる記憶違い(記憶の改変)」が妥当だろうが、このサイトのポリシーとして、あくまで現実に起こった出来事として考察すると、
(A)現在の体から魂が抜け出し、過去の(あるいは過去の世界によく似た並行世界の)自分の体に入った。
(B)いったん死んで、生前の記憶をもったまま、もう一度同じような人生をやり直している。
(C)夢の中で(過去のような)並行世界の自分の人生を体験し、その記憶を持ったまま目覚めた。
う~ん、どうしてもオカルトよりの仮説になってしまう。それはそれで好きなんだが・・・
と思っていたところ、不思議.netにこんな記事が掲載された。
2016/7/19 不思議.netより
ミチオ・カク博士は日系アメリカ人の理論物理学者で、超弦理論の研究者として有名な人物。
科学の普及活動に熱心で、ディスカバリーチャンネルに科学解説者として出演したり、数式を使わずわかりやすく最新の物理学を説明した著書もたくさん書いている。科学に興味のある方ならご存知だろう。
このサイトのもう一つのポリシーである、量子論とか相対性理論のような科学を利用して、できるだけ論理的に説明したいという観点で言えば、著名な物理学者であるこのミチオ・カク博士の仮説を元に考察を進めていくのはありだとう思う。