●「300年間タイムリープを続ける男」(300年リーパー)

2021/2/26

 

 

いままでいろいろな未来人タイムリーパーを紹介してきたが、今回は2013年したらば掲示版に登場した、300年間もタイムリープを繰り返している通称「300年リーパー」にスポットを当てたい。

 

300年リーパーはこのサイトでも4年前に一度、

 

●「タイムリープで過去に戻る方法(2)」(クォンタム・アクセスを反転させてリープ)

2017/7/1 Back to the pastより

 

で紹介しているが、ひさしぶりに彼の投稿を読んでいたら、「時間」に関する興味深い発言を見つけた。

 

300年リーパーについては、当時彼がタイムリープに必要だと主張していた「支障の排除」という考え方が個人的に受け入れがたく、彼のタイムリープの方法を簡単に紹介するにとどめていた。

 

「支障」とは、300年リーパーによると、「執着」「しがらみ」など、この世界にわれわれをしばりつけているもの・・・例えば愛する人や大切な人、ペットやモノ、それらとの関係だ。

 

これを「排除」、つまり断ち切ることが、タイムリープには必要だと300年リーパーは主張している。

 

この考え方、以前紹介した危険なタイムリープの方法「マインディット」にも通じるところがあり、タイムリープのために周囲との関係性を薄くするなど、リスクが高すぎると敬遠していた。

 

しかし、300年リーパーは、タイムリープの具体的な方法をはじめて紹介した「初代」や、彼の方法をマネして5日間のプチ・タイムリープに成功し、マイナーな事件の予言を的中させたタイムリーパーなどに次いで有名な人物だ。

 

また、300年リーパーの「支障の排除」という考え方はそれまでのタイムリープにはなかった概念であり、彼が当時のスレ民(スレッド参加者)の膨大な質問に丁寧に答え、スレッドが盛り上がったのも事実である。

※彼は2013年10月14日のしたらば掲示板「長期幽体離脱でリープを目指すスレ6」の632レスにはじめて投稿し、それから不定期ながら4カ月以上もスレ民とやりとりしている。

 

だからタイムリープの情報の1つとして、彼を紹介しておく必要があると思い、300年リーパーのタイムリープに関する情報とその方法を中心にまとめた。

 

なお一番最後に、今回の記事を書くきっかけになった300年リーパーの「時間」「記憶の保存先」に関する考察を掲載しているので、ぜひご覧ください。

 

※300年の発言はなるべく元のまま掲載していますが、わかりやすさ優先で順番を整理し、内容を一部補足しています。

 

※原文が見たい方は元のスレッドを参照。

 

 

【300年リーパーについて】

 

●Q:ここ(日本)に来てからどれくらいたつ?

 

300年リーパー:17年、年齢は今年でちょうど20歳。

だから皆さんの方が人生の先輩で、先生ですw。

 

 

●Q:17年で20歳ってことは、3歳の自分に入ったということ?

日本語はこの世界で初めて学んだの?

今までにどれぐらいの言語を習得してきたの?

 

300年リーパー:一行目はそれで正しいです。

日本語は初めて。言語は15種類(日本語、英語含めて)。

 

 

●Q:どんな生活をしているの?

 

300年リーパー:“普通”から外れない人生を歩んでるよ。現在大学生。

 

 

●Q:300年もいろいろな人生を経験して、どういう発想で生き方を選んでいるの?

 

300年リーパー:どういう発想というか、欲を満たす為に困難が生じる、という事の幸福を最大限に楽しんでいる。

きっとこの世界もあと数百年もすれば、段々とそれが薄れていくだろうから。

皆はこの世界のこの時代に生まれた事を有り難く思うべきだと思う。

まぁ色々と移動できるようになれば、この言葉の意味を分かってくれるんじゃないかなー。

 

 

●Q:この世界のすばらしいとこってどんなとこ?

 

300年リーパー:この世界の素晴らしいところは、目的の多様性、それに伴う困難の度合い、得られる快楽のバランスが絶妙だという事。

まあ、こことある意味対極なのが、俺という自我が生まれた世界だ。

すっごく簡単な例で言うと、その世界には労働という概念がなかった。

この世界で人間が行う事は全て機械化できてたからね。

そう言えばある程度想像はできるかな?

 

 

●Q:300年リーパーさんの両親はどんな人?

 

300年リーパー:両親はいない、厳密に言えばいるのだろうが知らないし、知ろうと思った事もない。

ほとんどの人間がこの世界で言う試験管ベイビー。

家族という概念があるのは先に述べた少数コミュニティだけ。

子供の世話も機械が行う。

 

 

●Q:タイムリープしてきたことを周りの誰かに教えた?

 

300年リーパー:そりゃもちろん教えてないよ

 

 

●Q:最高で何歳まで生きた?

やはり肉体が若い方が楽しめる?

 

300年リーパー:最高63歳。

その世界はここと比べてもかなり文明的には遅れてて、これでも平均寿命よりかなり長く生きた年齢。

別に死んだ訳じゃないけど、親しい人間がいなくなったのでリープした。

肉体が若ければ若いなりに、老いれば老いたなりに楽しめるので、特に若い方が楽しめるということはないなぁ。

 

 

【タイムリープに関する情報】

 

●Q:タイムリープのなにかヒントは?

 

300年リーパー:体外離脱で過去を目指すのは間違った方向じゃないね。

色々と欠けてることが多いけど、それだけでも成功する人も中にはいるだろう。

 

 

●Q:欠けてることとは?

 

300年リーパー:“支障”の排除については議論されてる?

 

 

●Q:画期的な情報ある?

 

300年リーパー:脳≠全記憶の保存先

 

 

●Q:タイムリープとは正確な呼び名ではない?

 

300年リーパー:異世界移動って言った方がまだ近い。

 

 

●Q:タイムリープ(意識の時間移動)ではないの?

 

300年リーパー:厳密な意味でのタイムリープは限りなく困難。過去”っぽい”世界にならいける。

 

 

Q:過去や未来に行く時間移動はできないの?

 

300年リーパー:仮に俺のように、未来っぽい世界からこの世界に来たとして、予言しても当たらない。当たっても偶然。

 

 

●Q:いままでにどういったタイムリープの移動経験がある?

 

300年リーパー:どういった、というと難しいけど色んな世界を移動してる。

“過去っぽい”世界や”未来っぽい”世界にも移動してるけど。

ここほど楽しい世界はなかなかないね、離れるのが惜しくなる。

 

 

●Q:時間の知識や概念、時間の社会比較学といった学習は必要?

 

300年リーパー:んー、的外れかな、それだと。

時間の概念とか社会比較学とかは、はっきりと不要。

 

 

●Q:他の世界にも自分が居て、その体を乗っ取る感じ?

だとしたら、移動したあとの元の世界の自分はどうなるか知っている?

 

300年リーパー:そう。

元の世界の肉体に他の自我が入ればそのまま生きていくし、入らなければ死ぬ。

 

 

●Q:300年リーパーさんが所属している流派は仏教系? 道教系? カバラ系?

 

300年リーパー:ここで俺がそういう流派に入ってる訳じゃないからわかんない。

瞑想を取り入れたり、解脱とか宇宙意識とかそんなこと言ってる流派ならいいんじゃない?

 

 

●Q:「支障の排除」についてもう少し詳しく。

移動先の自我は乗っ取ると消えるの?

 

300年リーパー:支障ってのは自我をその末端に固定しようとする力、だね。

自我の強さとある程度相関するし、他の知性の自我にも影響される。

 

乗っ取ると消える場合がほとんど。

二重になる場合やその自我が他の末端に移動する場合もある。

 

 

●Q:「自我を端末に固定する力を排除」とは、どんな方法?

 

300年リーパー:じゃあ、もう本当に具体的に書く。

一人暮らしする。友人関係や家族関係とは距離を置く。

可能なら絶縁。契約関係はなるべく解消する。

食べない。飲まない。あらゆる物事に執着しない。

ここまでできればまぁ、結構な確率でうまく行くんじゃないか。

別に絶対条件じゃないよ。少なくとも俺には不要だし。

 

 

●Q:実家に住んでいるが「支障の排除」は難しい?

 

300年リーパー:実家住みだと結構難しいね。

別に過去への執着はそこまでマイナスじゃないと思うけど。

 

一年くらい継続して訓練すればかなり発達する。

それでもまだ移動できなかったら改めて俺に聞いてくれ。

ここからは事故がなければ、少なくとも数十年は移動するつもりないから。

 

 

●Q:とにかくタイムリープしたいが、その影響は?

 

300年リーパー:俺の大元(最初にいた世界)では結構一般的だったし、じゃんじゃんやっちゃいなー。

まぁその影響がどう出るのかは俺にもわからないけど。

 

 

●Q:1つの魂があって、多次元でそれぞれ別の自我を持っているって事?

その自我はそれぞれの世界の肉体の脳(というか記憶)に依存してる感じ?

 

300年リーパー:1行目はだいたいそれでいい。

2行目はちょっと違う。自我は肉体や脳とは本来別物。

ただ唯一の自我ってのは存在しない。無数にある。

 

 

●Q:このスレッドの人みたいに、人間のいない時代にもタイムリープできる?

 

300年リーパー:人間のいない世界にはいけないし、そもそも何度も正確に同じ世界の同じ時点に行くのは、不可能じゃないけど超困難。

この人がもし嘘を言ってないなら、俺とは全く別ものだね。

 

 

●Q:自我のいる場所、作られる場所はどこ?

 

300年リーパー:魂、とか知性、としか表現できないね。

この世界ではそれを表す言葉自体、探すのが難しい。

「魂から新しい自我が送られて肉体に宿る」と言われていた。

 

あと肉体や名前が違っても、それが自分だとはっきり認識できる。

近い世界なら同じ。タイムリープもどきが目的なら外見も名前も一緒じゃないか?

 

 

●Q:300年もタイムリープを続けていると、昔の記憶がおぼろげになったりしない?

 

300年リーパー:記憶の取捨選択も意識的にできる。

 

 

●Q:大元の世界で受けた手術について教えて?

 

300年リーパー:施術といっても外科手術ではないからね。

外科手術の方法も昔はあったけど成功率も低かったみたい。

俺が受けた施術はこの世界にはまだない技術だから説明しにくい。

えーと、うまく例えるとハッキング、クラッキング的な?

ごめん俺も一般人側だったから細かくは分かんなかったんだわ。

 

 

●Q:クラッキングって、誰か他の人物に体を乗っ取られるってこと?

 

300年リーパー:記憶の送受信回線は何もしなくても皆が開いてる。

そこで自我が行動、移動できるようにする。

他の人に乗っ取られる訳ではないよ。

 

 

●Q:他の世界の人間の体を乗っ取るって、倫理に反してない?

 

300年リーパー:結局乗っ取られる自我も自分だし、倫理的な抵抗はないよ。

 

 

●Q:「自我を乗っ取る」って、「殺す」のと同じ意味じゃないの?

 

300年リーパー:多世界の自分の自我=自分。

他者に影響しないものを取り締まる法律はなかった。

ただし、倫理的というか道徳的というか、そういう感情から拒否感を持つ人もいた。

だからそういう人は夢の世界で生きている。

それにも拒否感を持って、”普通”に生きる者もごく少数もいたよ。

 

 

●Q:タイムリープしたら、死後ペナルティがあるのかな?

 

300年リーパー:厳密に言えば死んだ事がないのでわかりません。

ただ、無限の末端から情報を集めるという機構がある以上、それを混乱させるような行いは何らかのペナルティがあってもおかしくはないけど……。

少なくとも、具体的に害があるという知識はない。

 

 

●Q:「脳≠全記憶の保存先」ってことだけど、記憶はどこにどの程度の割合で保存されているの?

 

300年リーパー:割合は脳の能力によって異なる。

魂には全記憶が保存されている

 

 

●Q:施術とは、霊能者的な人に霊体をいじってもらう感じ?

 

300年リーパー:霊体ではない。

死者の残留思念という意味での幽霊は否定されてる。

 

 

●Q:施術とは、回路にアクセスしやすくする手術?

 

300年リーパー:そういうものの一種だと想像してもらえれば。

ただそれ専用の機械でやるんだけどね。

 

 

●Q:知らないうちに異世界に飛ばされた話があるけど、別世界からリープしてきた自分のとばっちりを受けて飛ばされることはある?

 

300年リーパー:末端の能力によっては同時に複数の自我を受け入れる場合もあるらしい。

時間とともに統合されるらしいけど、そういう意味でも幼児期おすすめ。

 

 

●Q:多重人格は他の世界の自分が入ってきたせいなの?

 

300年リーパー:ほとんどは脳の疾患。

ただ他の自我と共存してる可能性も否定できない。

 

 

●Q:言語の習得について教えて?

 

300年リーパー:言語能力は脳に依存する。

だから自我がそこに入った時点で同程度の言語能力を操れる。

馴染むのに時間がかかる場合もあるけど。

逆に言えば今しゃべれる言語が移動後にしゃべれなくなる場合もある。

記憶は残ってるから修得スピードは比にならないくらい速いけど。

 

 

●Q:体力や知力は肉体に依存するの?

 

300年リーパー:体力は肉体に依存する。

知力というのはおおざっぱ過ぎてちょっと難しい。

 

 

●Q:自転車の乗り方や楽器の弾き方などの記憶も脳に依存する?

 

300年リーパー:両方とも肉体、つまり脳神経に依存するよー

 

 

●Q:言語みたいに再学習すれば、習得するスピードは早くなる?

 

300年リーパー:もちろん早くなるよ。特に幼児期なら尚更。

幼児の肉体の発達速度+成人の記憶、論理的思考能力があれば、たいていの技能が効率よく修得できる。

が、あくまで効率がよくなるだけなので努力しなければ身に付かない。

 

あと、補足として、幼児期の肉体は脳の機能も未発達であるため、大量の記憶を持ち込むと大きなダメージを受ける。

脳と魂の送受信回線を用いた記憶の補完は、ある程度成長してからにした方がいい。

 

 

●Q:「事故が起きなければ移動するつもりはない」と言っていたが、どんな事故?

 

300年リーパー:事故というのは普通の交通事故とかの事故。

この肉体が死に直面したら、さすがにまた移動する。

 

 

●Q:芦田愛菜や宇多田ヒカルはタイムリーパー?

 

300年リーパー:分かりません。

基本的に他人が異世界出身かどうかは判断できない。

その2人はどういう根拠でタイムリーパー扱いされてるの?

普通の芸能人にしか見えないんだけど。

 

 

●Q:芦田は年齢の割に大人びた対応と演技力の高さ、宇多田は10代に発表した楽曲のクオリティ、2人ともタイムリーパーでなければ発揮できない才能があるように見えるけど?

 

300年リーパー:演技や対応、歌も技術だから環境によってはそう成長する場合もあるかと。

音楽やスポーツも天才小学生とかよく出てくるけど、天才なんていないと言っていいくらい後天的な環境がほぼ全てじゃないかな。

だからその二人の詳細を知っている訳じゃないから断言はできないけど、もし芦田愛菜が両親にほとんど情操教育を受けていない環境で育ったとか、宇多田ヒカルが音楽について何も学んでいないなら移動者の可能性は高いかと。

 

 

●Q:体外離脱は寝ている状態じゃなきゃできないの?

 

300年リーパー:起きている状態でもできる。

記憶の送受信は睡眠時のみに限定されている訳じゃないから。

ただ普通、睡眠時が一番大規模、俺の例えで言うと大回線の状態。

 

先天的、あるいは後天的な事故によって回線が開きっぱなしになる場合も結構あるけど、記憶の混濁、自我の未発達、五感の混乱と、まずまともに生きられない。

この世界ならまぁまず確実に病人扱いになる。

だからお薦めはしない。

睡眠時を利用すればリスクは少ないけど、覚醒状態で回線を大きくしていくのは危険。

移動に成功する前に廃人になる可能性も大きいんじゃないか?

それなら実践のチャンスを増やす為に、覚醒状態からでも睡眠状態に自由に持っていく訓練の方がいいかと。

 

 

●Q:移動した後の体に他の自我が移動してきたら、どうなるの?

 

300年リーパー:低確率で他の自我が移動してきた場合は多種多様。

ただ99%以上は自我が戻らず、そのまま素材として提供される。

命、というか人間の定義というか、人間の機能は、自我が宿った肉体を通して魂に情報を提供するもの、とされている。

何が目的で、何が人間を作ったのかは分かっていない。

 

 

●Q:自我が移動した後の抜け殻はどんな様子だった?

 

300年リーパー:直接目にした事はないね。

 

 

●Q:タイムリープしてきたことをうっかり忘れちゃう事ってないの?

 

300年リーパー:忘れてしまおうと思えば忘れられるよ。

なんらかのアクシデントがあれば意に反して忘れる事もあると思う。

 

 

●Q:どうやって他の世界の自分を探すの?

 

300年リーパー:前にも言ったと思うけど、容姿が違おうが名前が違おうがこれが”自分だ”というのは分かる。

異世界に行って自分を探せば即見つかる。

他人に入り込もうとした経験はないからどうなるかは分からんが、俺の知識では不可能とされてる。

 

 

●Q:幼児に戻ったとして、アンパンマンとかその生活を楽しめる?

 

300年リーパー:アンパンマンとか絵本とかは楽しめないかと。

でも絵描いたり積み木したりは楽しいね。

運動能力はまんま幼児だから、運動系はほんと面白い。

 

 

●Q:幼児にタイムリープしたとき、記憶の劣化はどうやって防ぐ?

 

300年リーパー:記憶は睡眠時に補完できる。

睡眠時を利用した記憶の意識的な取捨選択。

 

 

●Q:記憶の取捨選択はどうやるの?

 

300年リーパー:離脱している状態で対象の記憶をイメージするだけ。

後は勝手に関係する記憶を引き出せる。

 

 

●Q:記憶を捨てる(消す)にはどうするの?

 

300年リーパー:捨てるのは拾うより難しいね。

脳に残ってる記憶は摩耗するまで消せないから、受信しないように意識するのを繰り返していればそのうち脳から消える。

けど日常的に接する記憶を消すのはこの方法ではまず不可能。

 

 

●Q:移動した直後は前の世界の記憶を持ってないの?

 

300年リーパー:移動した直後はかなり記憶が薄れてる。

だからまた睡眠時に補完するんだけど、一気に全部思い出そうとしないで、徐々に様子を見ながらやっていく。

移動した瞬間は記憶の選択はできない。

 

 

●Q:(このスレッドで一般的に言われている)行きたい世界を引き寄せ→幽体離脱(自我の解離)→異世界移動、or幽体離脱(自我の解離)→行きたい世界を探す→異世界移動のどっち?

 

300年リーパー:あぁ、そんな共通認識があるのか、なら重要だね。

自我の解離をしてからじゃないと異世界は探せない。

してない状態で探した所でそれは単なる想像の世界に過ぎない。

 

 

●Q:「自我を切り離す」とは、感情や衝動を切り離すってこと?

 

300年リーパー:自我に感情も付随するけど、それが全てではないね、大部分は意思。

 

 

●Q:1つの魂が複数世界の自我を持つとして、魂も大元は1つだったの?

 

300年リーパー:未解明だった。

なんらかの方法で関係は持ってるとされていたけど、それぞれの魂がどれほどの深度で、どのようにつながっているかは研究中。完全に技術者さん達の分野だね。

 

 

●Q:夢の中で異世界の記憶を見ることもある?

 

300年リーパー:いや異なる世界の記憶は通常、脳は持って来ない。

それは単に記憶のチェックの過程、そういうズレが起こる部分は脳内の記憶が薄れてる部分だから補完される。

 

 

●Q:A・B・Cの別々の世界の夢を同時に見ることはある?

 

300年リーパー:いや基本的にはA世界ならA世界の夢を見るはず。

夢がカオスに思えるのは記憶のチェック作業で曖昧な部分を洗い出してるから。

 

 

●Q:アカシックレコードは存在する?

 

300年リーパー:ないよ。俺自身のみに限定すれば魂=根源情報だろうけど、世界の全ての記録、というのはない。

魂間の関係性が解明されればそれに近いものが手に入るから、それが技術者達の目標だったよ。

 

 

●Q:自我には寿命はないの?

 

300年リーパー:寿命はないね、ただ永遠に生きるのはかなり難しいかと。

 

 

●Q:永遠に生きるのが難しいのは、不慮の事故などで即死だった場合、自我の移動が間に合わないから?

 

300年リーパー:そういうこと。

結局脳が魂とつながる機能を利用するので、回線開いてない状態で脳死を迎えれば移動できなくなる。

 

 

●Q:結婚していてもタイムリープできる?

 

300年リーパー:妻子に限らず親しい人がいると未練が強く残るから難しくなるね。

だから2つ前の世界では63歳まで生きた。

 

 

●Q:自我や魂は動物や虫にもあるの?

 

300年リーパー:これも分かってなかったかと。

 

 

●Q:元の世界でパラレルワールド(異世界)はどのように観測されたの?

 

300年リーパー:パラレルワールドの観測というか、記憶の観測ができるようになったのがきっかけらしい。

 

脳内に記憶が全て保存されていないことがわかる。

記憶に保存先があることがわかる。

そこには本人にあるはずのない記憶があることがわかる。異世界の記憶も。

 

異世界が確認されたのはこのおかげ。

今の文明見てると、そう遠くないうちに記憶の送受信については判明するんじゃないかな。

 

 

●Q:300年リーパーのいう「魂」とは具体的になに?

 

300年リーパー:言葉がないから便宜上「魂」って言ってるだけで、記憶の全保存先のことです。

 

 

●Q:リープする際、自分の意志で人種や性別、住む国を選べる?

 

300年リーパー:だいたいは選べるよ。

完璧に今と同じ世界情勢を求めるのは難しいけど。

 

 

●Q:「強くてニューゲーム」は難しい?

 

300年リーパー:いやできるよ。

幼児期あたりに戻れば例えばプロスポーツ選手にだってなれる。

子供の体に大人の理性ってのはそれだけで強力な武器。

 

 

●Q:脳内現象である体外離脱が自我の解離を促す仕組みは?

 

300年リーパー:離脱中=睡眠中に自我を保った状態。

身体感覚が切れてる分、自我と解離しやすい状態ってこと。

 

 

●Q:あなたの時間の概念って一般的な「時間は流れるもの」とは違うの?

 

300年リーパー:この世界の一般的な概念とはかなり異なる

分かり易く説明するのがすごく難しいし、この概念はあまり広まって欲しくない。

 

 

●Q:何で広まって欲しくないの?

 

300年リーパー:時間の概念の解明は元の世界のようになる要因の1つ

これだけでも勘の良い人は推測できちゃうかも……。

 

 

●Q:300年リーパーの「時間の定義」とは?

 

300年リーパー:俺自身も本当に考えたくもないことだからちょっとだけ。

流体ではなく固体、それだけ。

 

 

【タイムリープの方法】

 

●Q:明晰夢でタイムリープは無理?

 

300年リーパー:レベルが違うだけで本質は一緒。

 

精神探求の道にいるわけでもない一般の人たちが、ここまで核心に迫りつつあるのはすごいね。

肉体、特に脳の本当の機能について全く解明されずにいながら、末端自我の時空間移動なんて大それたというか何と言うか、感心する。

 

 

●Q:具体的なタイムリープの方法は?

 

300年リーパー:直接の方法は(体外)離脱。夢を用いて飛ぶってのでいいよ。

準備段階として常から訓練をすべき。

そうすると”回線”の中をある程度自由に移動できるようになる。

そうすりゃ自我の移動なんて簡単。

あと意外と重要、つながりをなるべく絶った方がやりやすい。

他人の記憶や残った記録に縛られるから。

 

 

●Q:タイムリープの手順は?

 

300年リーパー:いきなりこれこれこれをやればすぐできる!って方法はない。

あなたが幼児なら別だけど違うでしょ?

地道に脳のアクセス機能の強化が必要。

 

 

●Q:脳を鍛えるというより、アクセス回路を開くの?

 

300年リーパー:そういうこと。

本来情報を送受信するだけのものに自我を乗せられるようにする。

 

 

●Q:タイムリープの訓練方法は?

 

300年リーパー:密教、西洋魔術とかの修行でいいんじゃない?

遠回りだろうけど確実に進歩はする。

体系化されてないのに一から説明するのは難しい。

俺の元いた世界だと薬物でも施術でもできるようになれたけど。

 

 

●Q:つながりを絶つ具体的な方法は?

 

300年リーパー:他の人の記憶になるべく残らない、記録も残さない。

世界とのつながりを薄くすること。

もっと具体的に言えば、一人暮らしで家に引きこもってた方が、やりやすいってこと。

絶対に必要な条件でもないけど、自我の固定力が薄まってやりやすくなるよ。

 

 

●Q:違う世界に飛ぶ時は具体的に何をする?

寝て起きたら飛んでいる?

 

300年リーパー:寝る→身体感覚を喪失。自我が肉体から離れる→世界を探す→自分を見つける→入り込む。

 

 

●Q:体外離脱から自我を切り離し、異世界へって感じ?

 

300年リーパー:離脱=情報(記憶)と自我を切り離し、できるだけ完全に切り離した状態で異世界へ。

 

 

●Q:もう少し具体的な方法を教えて?

 

300年リーパー:ラーの目とか逆向き瞑想とか、夢日記とか。

 

「ラーの目」・・・一つの対象を、焦点をぼかして見つめ続けるという瞑想法。

300年リーパーいわく、視覚も絶対的なものではないということへの気付き。離脱に限らず精神世界の入門的なもの。上達してくると色んな幻覚が見える。

 

「逆向き瞑想」・・・毎晩寝る前に、その日に起こった出来事を逆向きに思い出していく瞑想法。

300年リーパーいわく、自我の解離に役立つ。上達してくると一日の行動が詳細に思い出せるようになる。意思をもって行動することへの補助。

 

 

●Q:回路って視覚的にどのようになっている?

離脱や明晰夢になった後、どのようにして目的の世界に行き、どのようにして乗っ取ればいい?

 

300年リーパー:視覚的には見えない、概念的なもの。

すごく簡単に言えば、無線LANでインターネットをやってるとでも表現できるか。

明晰夢になった時点でもうアクセスしてる状態だから、後はその深度を深めて、行きたい世界に向かえばいい。

扉を開けたら、10年前とかでもイメージすれば行ける。

乗っ取るのは自分に重なって行動すればいい。

 

 

●Q:過去の自我を乗っ取ると、いきなり人格が変わって不審者に思われたりしない?

 

300年リーパー:そういうこともあるから幼児期がおすすめ。

幼児期だと、失敗しても訓練なしですぐ違う世界に行けるし。

 

 

●Q:タイムリープに長期間の幽体離脱は必要?

 

300年リーパー:長期離脱は自我移動の必須条件ではないが、それを目指すことによって必要な能力が開発されるから目標はそれでいい。

 

 

●Q:明晰夢は「夢の中で今夢を見ていることに気づく現象」だけど、夢を見ていることに気づくことは重要?

 

300年リーパー:夢を夢と気づくか、気づかないようにするかはどうでもいい。

けれども気づかない状態で自我が移動するなんて、超極小の確率でしか起きない。

 

 

●Q:明晰夢や体外離脱まではできていて、それなりに現実感もあるのに、いざ夢の中の自分を乗っ取ろうとしてできないのはなぜ?

 

300年リーパー:能力が開発し切れてない。言い方を変えれば体外離脱のレベルが浅い。

もしくは本心からタイムリープしたいと思っていない。

1つ目の推察の理由は、自我が解離している状態だと時間感覚はどうにでもなるから。

移動できるレベルだと、1年だろうが100年だろうが離脱した状態で過ごすことができる(自我の解離=離脱とすると)。

逆にそれくらい長期離脱できるレベルに達してれば、離脱してる体感時間が1分だろうが、10秒だろうが、ましてや離脱を介さなくても移動できる。

もしそこまでいっててもできないなら、自我のどこかで移動を拒否してるんじゃないかな?

 

 

●Q:どんな能力の開発が成功率を高めるの?

体外離脱とか瞑想とかクンダリニーヨガのチャクラの開発は?

 

300年リーパー:離脱も瞑想もいいね。

クンダリーニヨガに関しては詳しくないからちょっとわからないけど。

物質以外の存在を捉えようとする訓練はどれもだいたい役に立つんじゃないかな?

 

 

●Q:夢の中で誰かを乗っ取れるなら、逆に別の世界から乗っ取られる可能性もあるの?

 

300年リーパー:あるよ。実際ここでの自我は俺が消したわけだし。

ただ世界は無限といっていいくらいあるから、たまたまこの世界の自我に他の自我がくることってまず起こらない。

交通事故とかそんなレベルの確率じゃない。

 

 

●Q:能力開発は幼児期からスタートしたの? 成長のピークを迎えた大人でもできる?

 

300年リーパー:俺の場合はもう自我の解離を認識することに慣れちゃってんだよね。

だから能力の劣化を防げる。

代償として普通の無自覚の夢は見れないけど。

睡眠を取ると完全に意識がないか、明晰夢を見るかのどっちかになる。

まぁ、あえて言えば随分前は意識して睡眠中自我を保つようにしてたような気はする。

はっきり思い出せないからまた記憶を持って来るよ。

 

 

●Q:自我の解離に気付くコツってある?

 

300年リーパー:自我の解離に気付くコツはない。

なぜならそうなった時点で自覚はあるはず。

ただ夢を見ている状態は、自我は肉体にあるままで、単に正常に脳が機能しているだけ。

 

 

●Q:自我が解離するとは、どんな感じ?

 

300年リーパー:感覚を言葉にするのは難しい。

幽体離脱はできてる?

 

 

●Q:幽体離脱は数回程度できたけど、どこからが解離なのか?

幽体離脱は自我の解離度を見るためのものなの?

 

300年リーパー:そう思ってもらっていいと思う。

どこまでが夢で、どこまでが幽体離脱で、どこからが解離とはっきり分けるのは無理。

 

 

●Q:逆向き瞑想からはじめるのはどう?

 

300年リーパー:まぁ五感は絶対の物ではなく、単なる肉体の反応に過ぎないというこの世界の当たり前の事実を実感するための、訓練の1つになる。

 

 

●Q:何回か幽体離脱から過去を呼び出してその世界に同調しようとしたけれど、抵抗感を感じて離脱が解けてしまった。この先、どう訓練していけばいい?

 

300年リーパー:そこまでいけてるなら自我の解離は起こり始めてる。

俺だって百発百中成功するわけじゃないからねー。

まぁまず完全に解離する前に移動しようとしてることが失敗の原因だね。

そこまでいってるなら訓練よりは実践練習の方が良さそう。

まずはとにかく離脱したらその世界を安定させる事に集中して。

意思が続く限り明晰夢が続くくらいまで行ければいい。

 

もし途中で覚醒してしまうのなら、何が覚醒の原因になっているのか分析して。

視覚や聴覚などの外部の刺激が原因なのか、精神状態が興奮状態になってしまうのが原因なのか。

その”原因”が、前に言った”支障”だよ。

抵抗感を感じて、ということであれば末端が自我を引き寄せようとする力が強い可能性もある。

 

 

●Q:明晰夢が少し見られる程度だけど、いずれタイムリープは可能?

 

300年リーパー:深度が深い明晰夢(幽体離脱)を見るのは入眠時が容易。

だから限界まで眠い時に横になって目をつむり、意識を限界まで保てばまずできるのでは。

それでも無理ならやっぱり精神的な訓練を地道に取り組んでいくのがいいんじゃないか。

 

 

●Q:明晰夢の深度を深めるというのは、具体的にどうすればいい?

 

300年リーパー:長時間滞在するのが一番分かり易く深度を深める方法かと。

明晰夢が醒める原因を1つずつ分析し、対策していけばいい。

そこは個人差があるだろうから自己探求の世界だね。

充分に深まれば、体感時間1週間でも1年でも夢を維持できるから。

それくらいになれば深度が深まったと言えるんじゃないか。

 

 

●Q:夢の中で今夢を見ていると気づいた後、どうやって自我の解離へ持っていけばいい?

 

300年リーパー:何度も言ってるがとにかくまずは夢を維持する事。

 

 

●Q:「意識と自我を切り離して長期離脱を目指す」のがリープのコツ?

 

300年リーパー:そう、とにかく長期離脱が前提。

 

 

●Q:体外離脱と明晰夢は違うの?

 

300年リーパー:離脱=明晰夢、あるいは妄想(脳内世界)と考えてますよ。

だから明晰夢でもいいんじゃないかな。

 

ただ、出眠時は明晰夢見れても時間が短いから自己の解離を行うなら入眠時の方が良い。

そういう意味では意識を断絶させないままに入眠時に明晰夢を見れる体外離脱というイメージの方がいいかもしれない。

 

 

【最初にいた世界や移動した世界について】

 

●Q:初めて回線に入ったときの話を教えて?

 

300年リーパー:施術を受けて、その日のうちに移動した。

行った先は原始的な戦争やってる世界。

そこで幼児だった自分に入り込んだ。

 

 

●Q:最初にいた世界はこの世界と似ている? 

肉体や名前は同じ?

 

300年リーパー:肉体も名前も違う。

俺にとっての大元の世界は、こことはかけ離れてる。

簡単に言えば、科学技術が遥かに進歩してた。

ただしクソみたいなとこだった。

 

 

●Q:最初にいた世界の体に戻りたいとは思わない?

 

300年リーパー:乗っ取れば戻れるだろうけど、戻りたくない。

あの世界で生きてりゃ誰だって死にたくなる。

その記憶があるからここは楽しくて仕方がない。

そのうち死にたくなったら死ぬよ。それが俺という自我の終わり。

後は他の俺が生きていくだけ。

西暦がある場合もあったけど、完全に歴史が一致した世界は今まで行ったことがない。

 

 

●Q:磁気刺激装置を利用した体外離脱研究って最初の世界で研究されている?

 

300年リーパー:一種のバーチャルリアリティを起こす装置?

これを発展させていったようなもんが生まれ故郷にあったよ。

というかこれなくして語れないくらいだね。

 

俺の世界だと、日本語で表現するなら”技術者”とそれ以外の一般人に分かれていた。

一般人がとる道は3つ。

1番多いのが俺みたいに自我を多世界に移動する人。

2番目に多いのがこれを利用して生きてる人。生命維持装置につながれたまま覚めない夢を見て過ごす。

磁気を利用してるかどうかは知らないけど。

 

 

●Q:バーチャルリアリティというより、人為的に幽体離脱を誘発させる装置?

あと3番目はなに?

 

300年リーパー:んー、幽体離脱とバーチャルリアリティなんてほとんど差がないと思うけど。

3番目は自我移動も夢も拒否して生きている人たち。非常に小さいコミュニティ。

 

 

●Q:数百年後には人間の植物化もはじまっているのかな?

 

300年リーパー:植物化ってのはいい例えだね。

始まってるというか確立してる。

動いているのは技術者と、少数コミュニティの人間と、自我未安定の子供だけ。

 

 

●Q:人間の植物化に至った経緯は?

 

300年リーパー:この世界と同じように、過去の様々な要素の積み重ねで成り立っているので限定したきっかけ、原因なんてものは断言できない。

強いて言えば機械の発達と半永久的な資源の確保によって、あらゆるものの供給が消費を上回った。そのことから始まったと言えるかも。

 

 

●Q:第4の選択として、元の世界で離脱したまま、機械の補助で肉体だけで生活していく人はいなかったの?

 

300年リーパー:まあ間違いなく可能だろうけど、意味がないからそうする人はいなかったね。

五感全てが夢の世界にあるのに、その認識外でどう行動しようが無意味。

だから最もコストがかからない方法で肉体が管理されているだけ。

 

 

●Q:どういう世界を渡り歩てきたの? 

順番に説明すると長くなる?

 

300年リーパー:すごく長くなる。

300年くらい意識保ってるし。

 

 

●Q:日本人以外になれる?

 

300年リーパー:そもそも日本がない世界だって無数にあるし。

 

 

●Q:月が2つある世界や羽の生えた人間がいる世界はあった?

 

300年リーパー:衛星がない所はあったが衛星が複数ある世界には行った事がない。

生物学的に異なった進化を遂げていた世界はある。

 

 

●Q:元の世界での「死後の世界」の解釈は?

 

300年リーパー:死を迎えれば、その意識は消滅するだけで天国や地獄みたいなのはない。

ただ自分が死んでも他の自分は行動してるから、ある意味死はないとも言える。

 

まぁ個として継続した意識は断絶するから、やっぱり死は死で、あとは何もない、そう考えていいと思う。

 

 

●Q:元の世界の「技術者」って貴族みたいな感じ? それともエリート官僚?

 

300年リーパー:エリート官僚の方がまだ近いかな。政治やってるわけじゃないけど、科学者と哲学者を合わせた感じ、かな。

 

 

●Q:元の世界以外にも、タイムリープが一般化した世界はあった?

 

300年リーパー:そういう世界には行ってない。

間違いなくあるんだろうけど、意識して文明が発展し過ぎた世界には行かないようにしてる。

 

 

●Q:移動した先の世界の体験談とかは?

 

300年リーパー:体験談ねぇ。

人類の生息圏が主に地下だった話とか?

 

 

●Q:生活圏が地下だった理由は? 大気汚染とか核戦争の影響?

 

300年リーパー:大気汚染とかはないけど、普通に大深度地下の方が環境の変化が少なく、生存に適した場所と考えられてたからね。

別に地上に住めないというわけじゃなかったよ。

 

 

●Q:元の世界の電脳技術はどれぐらい?

バーチャルリアリティーで映画のような世界に行くことは可能?

 

300年リーパー:電脳、というのはAIってことかな?

いくつかの制限を覗けば、人間と同等以上の人工知能がいくらでも存在したよ。

映画のような世界に行くことももちろん可能。

 

 

300年リーパーの「時間」と「記憶の保存先」に関する考察】

 

300年リーパーは、「長期離脱でリープを目指そう8」以降のスレッドにも登場していたようだ。

 

ただ途中で彼も辟易しているが、同じような内容の質問は省略した。

 

300年リーパーのタイムリープの方法は、睡眠時明晰夢体外離脱(幽体離脱)を使って脳と自我と切り離し、行きたい世界(過去や未来)を選び、その世界の自分を見つけて体を乗っ取るというものだ。

 

これは、私が「現時点で一番可能性の高いタイムリープする方法」(2019年度版)で紹介している方法とほぼ同じだ。

 

ただ気になったのはやはり、周囲との関係性を絶つべきだという「支障の排除」

 

私は「誰もが訓練次第でなるべく手軽にできるタイムリープの方法」を探しているので、このようなリスクをともなう方法は賛同できない。

 

しかも彼は、タイムリーパーの証明となるような未来の予言をほとんど残していない。

 

300年リーパーはそもそも最初に「自分の方法はあくまで異世界移動であり、過去への遡行ではない、つまり予言はできない」と語っている。

 

これは予言が外れるリスクを避けるための、予防線かもしれない。

 

ただ、彼の発言で一番共感したのは、「時間」に関する定義を聞かれた時の回答、「流体ではなく固体」だ。

 

これは、このサイトで何度も紹介している最新の物理学における「時間は流れない」という考え方から一歩踏み込んだものだ。

 

300年リーパーは、このままれわれわれの科学が進んでいけば、いずれ脳がすべての記憶の保存先ではないことがわかり、真の記憶の保存先(彼の言葉で「魂」)が観測によって発見されると語っている。

 

これは、300年リーパーの残した貴重な予言だ。

 

最近、宇宙全体の約25%の質量をもつにもかかわらず未発見の物質「暗黒物質(ダークマター)」は、5次元に起源をもつかもしれないという理論が発表された。

 

●フェルミ粒子ダークマターへの歪んだスカラーポータル

2021/1/20 SpringerLinkより

 

 

「重力が、なぜ他の3つの力(電磁気力・強い力・弱い力)に比べてはるかに軽いのか?」という「階層性問題」を解決するものとして、重力は余剰次元に漏れ出しているからという仮説がある。

 

今回発表された理論は、余剰次元にダークマターが移動することにより、重力が他の力よりも軽くなる仕組みを説明するものだ。

 

しかもそれは同時に、余剰次元、つまり5次元が実際に存在するかもしれない証拠となる。

 

300年リーパーが主張するように、われわれの記憶が脳ではなく、その他の場所に存在するのなら、それは今まで未発見だった「5次元の世界」にあるのかもしれない。

 

つまり5次元に移動するダークマターを観測できたなら、300年リーパーのいう「記憶の保存先=魂」「われわれの自我とは何か?」が解明されるきっかけになるかもしれない。