2024/1/6
「タイムリープ(TIME LEAP)」は、日本語で「時間跳躍」と訳され、自分の意識だけが、過去や未来に時間移動する現象だ。
サイトを開設した2016年5月から今までに3回、その時点で一番可能性の高い「タイムリープの方法」を紹介してきた。
●「現時点で一番可能性の高いタイムリープする方法」(2022年度版)
※眠り始めにチャレンジするWILDテクニックなどを紹介。
●「現時点で一番可能性の高いタイムリープする方法」(2020年度版)
※スピリチュアルな方法や海外で人気の方法を紹介。
●「現時点で一番可能性の高いタイムリープする方法」(2019年度版)
※明晰夢を使った方法を紹介。
そして4回目となる今回ご紹介するのは、私が2020年から取り組んできたタイムリープ実験のデータを基にした方法だ。
動画はこちら↓
タイムリープのような時間の不思議現象を体験している人は思ったよりも多く、私が独自に集めているアンケートでも、現在までに150件以上の体験をいただいている。
タイムリープ実験は「タイムリープという現象を意図的に起こすことができるか」検証する実験だ。
最初の実験は2020年3月13日から100日間、22名に参加いただき、タイムリープに成功した人の体験談を元に3つのステップで行った。
ステップ1は夢の中で今夢を見ていることに気づく「明晰夢」を見ることを目標にした。
ステップ2では明晰夢で夢の内容をコントロールして行きたい過去や未来の世界に入ることを目標にした。
最終的なステップ3では、脳を外界から切り離している一番深い眠り「ノンREM睡眠」で夢をコントロールして行きたい過去や未来の世界に入り、その記憶を持ったまま目覚めることを目標にした。
最終的にステップ3に到達した人はいなかったが、参加者の32%が期間中に明晰夢を見ることに成功した。
実験2からは20世紀を代表するスイスの心理学者、カール・グスタフ・ユングが提唱した仮説「集合的無意識」を基にたくさんの人で同時にタイムリープに挑戦する実験をはじめた。
ユングは人の意識を、その深さで3つのレベルに分けた。
私を私だと感じる表層的な自我、その奥にある個人的無意識、さらにその奥にある人類に共通する先天的な意識「集合的無意識」だ。
集合的無意識に関しては、アメリカのプリンストン大学を中心に、地球規模の出来事との関係を調べる実験「地球意識プロジェクト」が世界規模で行われてる。
2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロや2011年3月11日に起こった東日本大震災のとき、実際に大きなデータの偏りが見られた。
ある物事にたくさんの人が同時に意識を集中させると物理的な影響を及ぼす可能性があるのだ。
実験2以降はこの集合的無意識をポイントにあらかじめ日時を決め、たくさんの人で同時にタイムリープに挑戦している。
挑戦する日はアメリカのワシントン大学が行った満月の前日が一番眠りが浅くなるという調査に基づき、眠りが浅くなり夢が見やすくなる満月前後、明晰夢を見ても翌日の生活に影響を及ぼしにくい週末などに行っている。
この集合的無意識をポイントにした実験は2から9まで8回実施し、実験後アンケートに答えていただいている。
その結果、タイムリープに成功したと答えた人は15件。
私がバーチャルタイムリープと呼ぶ明晰夢という現実感のある夢で過去や未来の世界を体験したと答えた人は44件。
明晰夢を見たという回答が99件、明晰夢ではないが過去や未来の夢を見た人が202件、普通の夢や夢を見なかったという回答は723件で、全部で1083件の回答が得られた。
わかりやすく%で表示すると下記の通りだ。なおタイムリープ、バーチャルタイムリープ、明晰夢、過去や未来の夢を合わせて約3割が何らかの時間の不思議体験をしている。
以下にタイムリープ成功、バーチャルタイムリープ成功、明晰夢成功と回答された方のデータについて、性別、年齢、使用した方法を分析する。
まず全体の集計データから。
性別は男性62%、女性38%で、男性の参加者の割合が多くなっている。
年齢は20代が37%、次いで30代23%、40代と50代が19%。
使った方法は、睡眠途中で起きたときに明晰夢に挑戦する「二度寝法」が一番多く、次いで眠り始めを利用するWILDテクニックを使った「タイムリープする方法2022(WILDテクニック)」、体の部分ごとに力を抜いて体をリラックスさせる「分割弛緩法」、異なる周波数の音の共鳴を利用する「ヘミシンク」と続く。
タイムリープ成功と回答した人の性別は男女とも50%で、性別は影響が見られない。
年齢は20代が最も多い。
※時間超越体験法は実験4の一部特殊な人たちが使用した方法。
回答内容は参加者各自の印象による。
使った方法で指摘できるのは、成功者の多くが二度寝法や2022、幽体離脱を組み合わせていること。そして独自の方法を取り入れていることだ。それ以外はまだデータ数が少ないからはっきりしたことはわからない。個人的な資質も大きいようだ。
やはりタイムリープという現象はハードルが高い。一般的には実在するか証明されていない現象だ。
ただ私は、いままでにいただいた多くの体験談から実在を確信している。
しかし明晰夢で過去や未来の世界に行く体験「バーチャルタイムリープ」は確実に存在する。
バーチャルタイムリープのデータについて、性別は男性が75%と、女性よりもかなり多くなっている。
年齢は20代が最も多く4割。
使った方法は明晰夢の二度寝法、次いでタイムリープする方法2022が圧倒的に多く、眠り始めと睡眠途中で組み合わせて使うこともでき、この2つの組み合わせが有効な手段と言える。
最後に明晰夢成功者の性別は男性6割女性4割と若干男性の方が多い。
ただし参加者全体の男女比も同じくらいなので、明晰夢に関して性別はあまり関係ないと言える。
年齢は20代と30代が多く若い方が体験しやすい傾向がある。ただ40代と50代も一定数いて年齢を重ねても明晰夢を見ることは可能だ。
使った方法は二度寝法が他の方法を引き離して圧倒的に多く、明晰夢を見るだけなら二度寝法が最適だ。
最後にタイムリープやバーチャルタイムリープ成功者と、それ以外の人の自由回答欄の体験談を調べた。
すべての体験談の文字量を数えると13万文字以上もあり膨大なのでChatGPTを使って分析した。
タイムリープ成功者は独自の方法を使っている人が多く、体験談のいくつかは「マインドフルネスを心掛ける」、「特定の時間に戻りたいという願望を持ちながら眠る」などタイムリープのための意識的な努力や練習に言及している。
ポジティブな感情や精神的な準備が思った以上に重要だ。
バーチャルタイムリープ成功者には、明晰夢を見ることができた喜びや感想が含まれている。
以上から、タイムリープの成功には定番の方法に加え、独自の方法や個人的な資質が関係している可能性が高い。
バーチャルタイムリープには2022と二度寝法の組み合わせが、明晰夢には二度寝法が有効だ。
これからもタイムリープ実験を続け、時間の不思議現象の究明を続けていく。