●「人類ループ計画」(未来人の陰謀)

2018/11/30

 

タイムトンネルイメージ

「人類ループ計画」・・・まるでSFアニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」に登場する「人類補完計画」(ピクシブ百科事典)ような名前だが、内容的にはそう遠くもない。

 

その内容を知ったあなたはどのように感じるだろうか?

 

エヴァンゲリオンの人類補完計画も一部の人間が考えた独善的なプロジェクトだったが、この人類ループ計画もかなりわがままなプランだ。

 

その計画を考案したのはハルトマンという名前の人物。

 

そんな人知らない?

 

ご存じないのもあたり前で、その人物はこの世界の人間ではない。

日本とロシアが同盟を組み、アメリカと中国の米中と対立していた異世界の人物だからだ。

 

何の話をしているのかって?

 

前回の記事「マンデラ効果の原因とは?」(勘違い?orタイムマシンの影響?)を読んでいなけらばまったくわけがわからないと思うので、もう一度ご紹介しよう。

 

ネットの掲示板5ちゃんねるに最近、異世界とこの世界の2つの記憶を持っているという人物が書き込んだ。

 

●異世界総合スレッド 2 (時空の歪み・パラレルワールド)の659の投稿

 

投稿主は1年前に当時住んでいた東京の板橋区でミサイルの警報を聞いたあと気を失い、気がつくと大阪にいたらしい。

※以下、投稿主を以前住んでいた場所にちなんで「板橋氏」と略す。

 

板橋氏がいた元の世界では日米同盟が昭和の時代で解消されており、米軍は日本から撤退し、かわりに日本はロシアと同盟国になっていた。

そしてアメリカは中国と手を組み、日露同盟と戦争をはじめたという。

 

板橋氏のいた世界では、科学もこの世界と比べて進んでおり、自衛隊ではなく正式な軍隊が存在するなどたくさんの違いがあった。

 

板橋氏のいた世界とこの世界の違いについて大小さまざまな質問がされ、板橋氏は1つ1つ丁寧に答えていたが、その中に「2000年にジョン・タイターは現れたか?」という質問があった。

ジョン・タイターとは2000年にアメリカのネット掲示板に登場した2036年の未来からやってきたというタイムトラベラー。

詳しくは「ジョン・タイターのタイムマシン解説(1)」「ジョン・タイターのタイムマシン解説(2)」を参照。

 

板橋氏によると「ジョン・タイター」は知らないが、「ハルトマン」という未来人がいて「人類ループ計画」を暴露したという。

 

ハルトマンが語った「人類ループ計画」とは・・・

 

地球や周辺の星の資源を食い尽くしてきた未来の人類は、いまだ太陽系外の宇宙へ旅することができずにいた。

未来のAIの計算によると「人類が移住可能なハビタブル惑星に到達できるテクノロジーを手に入れるまでに、資源が持たない」=「人類は滅んでしまう」というシミュレーション結果が出た。

 

そこで考え出されたのが、未来の人類をまるごとはるか昔の地球に移動させ、過去の手付かずの資源を利用して、太陽系外に脱出できるテクノロジーを獲得するまでタイムトラベルのループを繰り返すというプロジェクトだ。

  

簡単にいえば、資源が枯渇し成長限界に陥った未来の人類が、資源豊かな過去の地球にタイムトラベルして、他の星へ移住できるまでの技術発展を目指すという計画だ。

 

※ちなみにタイムトラベルは時間とともに空間移動を必要とする技術だから(地球や太陽系は常に動いているので過去の同じ地点に行こうとすれば空間も移動しなければならない)、タイムトラベルが可能ならばワームホールなどで太陽系外への空間移動も可能なはずだが、そこは棚においておこう(詳しくは時間旅行入門を参照)。

 

 

はっきり言ってわれわれ現人類のことなどまったく考えていない、自分たち(未来人類)さえよければいいという独善的な計画に思えるが、果たしてそうだろうか?

 

 

次の動画を見てほしい。

 

Takahashi Suzuki氏のYouTube動画より

 

地球の歴史を1年間(365日)に例えると、現人類(ホモサピエンス)の誕生は、大晦日(12月31日)の23時37分。地球の歴史からすると現人類が築いてきた歴史なんてほんの一瞬だ。

人類が誕生する以前の過去に行けば、われわれの歴史に大きな影響を及ぼすこともないだろう。

 

さらに米ロックフェラー大学のマーク・ストークル博士の研究によると、ある1つの種が存在できる期間は限られており、その期間を過ぎると、別の種に進化するか、絶滅するかのどちらかだという。

 

●人類は皆兄弟なのか?全人類は20万年前に存在した1組の夫婦の子孫である可能性

2018/11/28 カラパイヤより

 

つまり過去へタイムトラベルした未来の人類がハビタブル惑星へ旅する技術を手にするか、その前に戦争などで滅んでしまうかはわからないが、はるか過去の地球へ移動するならば、現人類に与える影響は少なくてすむ。

 

また、そもそも最新のタイムトラベル理論によると、過去へのタイムトラベルは異なる宇宙(並行宇宙)への移動になり、この場合現人類への影響はまったくない。

※詳しくは「現時点で過去を変えることができそうなタイムマシン」(2018年度物理版)を参照。

 

だからエヴァンゲリオンのような人類補完計画に比べれば、人類ループ計画はわれわれ現代人にとって、まだましな計画なのかもしれない。

 

でもこれはあくまで異世界の話だろう?

 

いやいや異世界とは言え、人類が考えるアイデアはいつか現実になると言われている。

スマホや宇宙旅行など、1世紀前はSFだったアイデアが今世紀になって実現した例はたくさんある。

 

将来文明の袋小路に迷い込んでしまった人類がこのアイデアを採用する可能性はあるはずだ。

 

そして中にははるか昔ではなく、21世紀の現代にやってくる未来人がいるかもしれない。彼らがときどき宇宙人として目撃されるグレイなのではないか?

※詳しくは「宇宙人の正体」(未来人グレイ)を参照。

 

UFOは未来人の乗ってきたタイムマシン。遺跡から発見されるオーパーツ(wiki)は未来人が遺した超古代文明の遺産・・・意外につじつまは合う。