2022/1/1
今回は、2021年12月18日(土)の夜に実施した「タイムリープ実験2」の結果について報告する。
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「タイムリープ実験2」は、心理学者ユングの提唱した「集合的無意識」をもとに、たくさんの人で同時にタイムリープに挑戦し、成功率を高める実験だ。
参加方法はシンプルで、2021年12月18日の夜、各自の好きな方法・好きな場所で、タイムリープに挑戦してもらった。
実験後、参加者に任意でアンケートをお願いし、131名の方から回答をいただいた。
アンケートにお答えいただいた皆さん、ほんとにありがとうございます。
まず回答された方の年齢比は、20代が35.9%と最も多く、それから30代、40代、50代という順だ。
性別は、私のYouTubeチャンネルが男性の視聴者が多いせいか、男性が67.7%、女性が32.3%だった。
※年齢・性別は任意回答。
タイムリープ実験2で使った方法は、夢の中で今夢を見ていると気づく「明晰夢」が80.9%、体から意識が抜け出す「幽体離脱」が9.9%、普段の何気ない行動を意識的に行う「意識的な選択」が9.2%、中国で流行している「太玄功」が6.9%と続く。
そして、肝心の実験の結果だが、残念ながら真のタイムリープに成功した方は0だった。
しかし「明晰夢で過去や未来の夢を見た」、つまり「バーチャル・タイムリープ」に成功したという方が4.6%、つまり6名の方が、明晰夢という現実感のある夢で、過去や未来の世界を体験できたのだ!
しかも「明晰夢を見た」という13.7%と合わせれば、12月18日の夜という1日だけで、参加者の18.3%が明晰夢を見たことになる。
最初のタイムリープ実験1では32%の人が明晰夢に成功したけれど、それは、2020年3月13日から6月20日までの100日間の実験を通してだった。
もちろん明晰夢で過去や未来の世界にいくバーチャル・タイムリープ成功者も0だった。
2021年6月にツイッターでおこなった明晰夢のアンケートでも、
236人中「たまに見る人」が45.3%、「今までに1、2回見たことがある人」が27.1%、合わせて72.4%が今までに明晰夢を1回以上見ているが、それは「人生で1回でも」という条件だ。
今回のように、12月18日の夜1日だけで18%もの人が明晰夢を見たというのは驚きだ。
また「バーチャル・タイムリープ」の成功者が使った方法の中で多かったのは、4人が明晰夢、2人が意識的な選択、2人が51歳リーパーの方法、その他退行催眠や幽体離脱など。
アンケートには体験を語っていただく自由回答欄を作っていた。
たとえばバーチャル・タイムリープに成功した6名のうち、Mさんは詳しく状況を説明してくださった。
Mさんは、現実感のある明晰夢で、部屋の様子から、3年前ぐらい前の過去に戻った。
夢の中で家族に「信じられないかもしれないけど、私は未来からきた」と会話していたそう。
寝る前に深呼吸を繰り返し、「引き寄せ」でより良い過去にいけますようにとイメージし、人生のターニングポイントを考えながら眠った。普段夢をけっこう見る方だが、今回のような現実感があって、しかも夢の中で過去に戻り、会話する夢ははじめてだったので、びっくりしていると。
けっきょくその場に留まることはできず起きてしまったが、あそこで1つのものに集中すれば、もしかしたらそのままタイムリープに成功したかもしれない感覚だったという。
他にもこばるさんは、18日当日ではなかったが、3日後の12月21日の朝に2回幽体離脱を体験し、そのうちの1回で江戸時代の大名行列のようなものを見たそうだ。
なお今回の実験での大きな発見は、18日の夜、明晰夢ではなく「普通の夢や、夢を見なかった」という81.7%の中で、「過去や未来の夢を見た」という人が、9人もいたことだ。
※アンケートの自由回答欄をチェックしていて気がついた。
たとえば、HDさんは、明晰夢ではなかったけれど、中学生の頃に実際にあった出来事、とくにそのときの色などが再現された、かなりリアリティーのある夢を見たそうだ。
カグヤさんは、最近あまり明晰夢を見ていなかったが、過去を意識したせいか、夢の中で20年前の友人と話したり、リアルな握手を交わした。
リリーさんは、51歳リーパーの方法で、ほんとうは小学1年のころに戻りたかったが、印象が強く残っていた小学6年の卒業から中学1年の始業式の夢を見た。
たのさんは、グーグルのストリートビューで、当時いた場所をおとずれたりそのころ好きだった音楽を聴いて眠ったところ、明晰夢ではないものの当時の極めてピンポイントな状況の夢を見られた。
ほかにも、けいいちさんや、コニさん、ゆっくりさん、不協和音さんは、明晰夢ではなかったけれど、過去の夢を見たり、戻りたかった時間に関連した人物の夢を見た。
さらに過去や未来の夢ではなかったものの、今後の実験の参考になる情報がたくさんあった。
めめさんは、明晰夢ではなかったけれど、双子の兄がいる違う世界線を見た。
はまちゃんさんは、地震が起きて、自宅へ逃げ込んだり、線路沿いの道路を逃げたり、校舎へ避難する夢を見た。2022年の夏というイメージが浮かんだという。
愛犬7号さんは、明晰夢一歩手前の、普通の夢とは質感の違う夢を見た。
かなたさんは、2つの扉が現れ、どちらかを選択するという不思議な夢を見た。
エスキアさんは、夢の中でマインドフルネスを試し、意識を一点に集中させるとまわりの景色がだんだん鮮明になり、戻れなくなるかもと不安になって目覚めた。
前回の実験にも参加されたSさんは、金縛りと幽体離脱を体験した。
イネオさんは、今回は普通の夢だったが、以前試して効果的だった方法を紹介してくれた。3つのルールがあり、1つ目は「見たい夢をリアルに細かく強くイメージする」、2つ目は「その日の午前10時ぐらいまでにイメージを完了する」、3つ目は「強くイメージしたら、そこですぐに忘れる」、とくに、3つ目のルールが難しいが、一番大事だという。
他にも「普段より夢について真剣に考えることができた」とか、「今度は新月に実験してほしい」とか、「時間や方法を限定した方がもっと集合的無意識の力を高められるのでは?」など、さまざまな意見をいただいた。
最後に私(BTTP)が見た夢だが、残念ながら明晰夢ではなかったけれど、小学生のときのバス旅行の夢を見ることができた。
映像はおぼろげだったが、当時好きだった子の顔を久しぶりに見て会話もでき、懐かしい気持ちになった。
今回の実験は、とても手ごたえを感じることができた。今後もこのようなタイムリープの実験を続けていきたいと思う。
そのときは、皆さんぜひご参加ください。