●「タイムリープの新しいコツ-神田真代さんの方法」(時空のおっさんに近づいてる人間だけど質問ある?)

2021/9/25

 

 

今回は「時空のおっさんに限りなく近づいてる人間だけど、質問ある?」というスレッドで、タイムリープを何度も経験しているという神田真代さんのタイムリープのコツについて紹介する。

 

※YouTube動画はこちら↓

  

神田真代さんについては、以前「タイムリープ-明晰夢のその先へ」(4次元の視界)で一度紹介しているが、彼女のタイムリープの方法については、興味深いのに本格的に取り上げたことがなく、他のサイトでもあまりみかけないので、今回詳しく紹介したい。

 

なお、スレッドのタイトルにもなっている「時空のおっさん」とは、ふとした瞬間に、人が誰もいない世界に入り込んだ人の前に現れる、作業服を着た中年男性のことだ。

 

※時空のおっさんのYouTube動画はこちら↓

 

なお神田さんによれば、時空のおっさんは「時空の監視員」で、タイムリープを繰り返していたときに一度会ったことがあり、そのとき警告を受けたそう。

 

神田さんがこのスレッドを立てたのは、2014年4月3日「したらば掲示板」だ。

 

神田さんは自身でもブログを解説していたが、残念ながら心無い人の発言によって、現在はブログを削除し、したらばのスレッドも閉鎖されている。

 

ただし、したらばのアーカイブが残っているので、今回はそちらからタイムリープに関係のありそうな内容をQ&A形式で紹介していく。神田さんのレスはほぼ原文のまま。元のレスが読みたい方はアーカイブを参照。

 

なお神田真代さんという個人名の取り扱いだが、神田さんは当時、高校の先生をしていたようで、この情報が本当ならば、タイムリープのような話題で本名をさらす可能性は低いので、「神田真代」をニックネームと判断してそのまま記載する。

 

 

神田さんと時空のおっさんとの関係

●Q:なぜ「時空のおっさん」に近づいているとわかる?

 

神田:異世界について探求してきた中でタイムリープもトラベルもある程度のコントロールができるようになったからです。

瞑想で夢にダイブしていると言われればそのとおりになりますが。

それと、急に確信したわけではないので徐々にわかってきたからです。

肉体的か意識的かと言われても、両方としか言い様が無いです。

実際、道案内と称しコンタクトを受けたことがあります。

私の異世界探求の熱意と行動力を買われ勧誘されましたが今の生活におおかた満足している私は丁重にお断りさせていただきました。

時空のおっさんになるのはだれでもできます。入り口が限りなく狭いだけです。

 

インターネット上で多くお話があるような、作業服を着ていて妙に印象に残らない方々を指すなら、彼らは「時空の監視員」です。

ただ、実際にはそういった経験をしたこともなく詳しくは何も知りません。実際、報告されている体験談もその多くが創作です。

かといってロアであるわけでもなく、実在します。

人づてにお聞きしたことがありますが、その方も時空のおっさんについてはそれほど知識があるわけでもありませんでした。

まあ、どちらかと言えば意識が落ちて気づいたら系よりも気づいたら変なところに居た系の方が本物は多いですね。

ちなみに一応言っておきますが、時空のおっさんと異世界、異世界とヴォイニッチ手稿には関連はありますが、ヴォイニッチ手稿と時空のおっさんにはなんら関係はありません。

こんなに体験談はあるのに集まる情報が少なく、みんな同じようなものなのも不思議なものですが。

ご期待に添えるような答えではないのは承知しておりますが、ご了承ください。

 

 

神田さん自身について

神田さんは、平和な家庭で育ったが、小学校に入学してから、同級生の間での嫉妬やいじめを経験し、孤独感を感じるようになった。幼いころからオカルトに興味があり、孤独感を埋めるために、自身で「タルパ」を作った。

 

タルパ(wiki)とは、イマジナリーフレンドとも呼ばれ、空想上の遊び友達のことだ。妄想だが、独立した人格を持っており、他人と会話するように話すことができる。

 

神田さんの最初のタイムリープは、このタルパに手伝ってもらったそうだ。

 

 

●Q:受験生だけど、とても参考になる話。なにかアドバイスは?

 

神田:私も実は教育関係職なのでそう言ってもらえるとうれしいです。

浪人生ということが伺えますが国公立志望でしょうか。

今年こそ合格できるように期待していますのでがんばってください。

 

 

●Q:個人的な幸せより他人の幸せを願っているの?

 

神田:私は人が大好きなんですよ。

だから、ニコニコ笑顔の人を見るとこっちまで幸せになってくるんです。そのために自分が犠牲になっても構わないと思っています。ある意味ではマゾヒストなのかもしれないです。

母から生を受けて小学校に入るまで、両親含め親族全体が負の感情を見せた事がなかったので小1の時にクラスメイトが喧嘩したり、嫉妬したり、いじめをしたりするのが不思議でしょうがなかったです。

そのせいで国語がもう……

 

少なくとも、このスレに書き込みした方々、メールを頂いた方々、ROM集団の皆様、その他の私と少しでも縁を持った方々は全て愛していますよ。

人類愛ですが、それは個人的な愛も含めたものです。私の愛は紛れもなく個人へ向けたものであり、その個人への愛情をいくつも合わせたものが人類愛になるわけです。

実際、執着まみれですよ私は。

 

 

初めてのタイムリープ体験

神田さんがはじめてタイムリープしたのは、中学2年の時。布団の中で瞑想していたら、明晰夢を見はじめた。

そのときタルパが話しかけてきて、「今の状態で明晰度を上げれば、タイムリープできるんじゃない?」と言われ、試したが、いくら明晰度を上げても夢を見ているという感覚が残ってしまう。

 

そこでタルパが「好きなことに熱中していれば、夢を見ていることを忘れるよ」というので、夢の世界でとことん遊んだ結果、知らないうちに夢の中で1週間ぐらい過ごしていた。

 

そのときふと「これは夢だ」と気づいたが、すでに元の世界の感覚を完全に忘れており、その世界が現実になったそうだ。

 

つまり最初に神田さんがタイムリープできたのは、100%そのタルパのおかげだが、2回目以降は一切タルパには頼ってないとのこと。

 

 

●Q:はじめてのタイムリープは?

 

神田:ほとんど詳しくは覚えていないのですが、感覚は覚えていますよ。

初めてのリープは、中学2年の時でした。何の理由かは今になってみればくだらないものみたいでもう覚えてないです。

布団に入って横になることが、なによりの至福の時間って認識だったのでとりあえず布団をかぶってカーテンを閉めて目を閉じてました。

すると、いつものように瞑想状態と睡眠がぐちゃにぐちゃに混ざった状態に入り、瞑想ってすごいなと思いつつ、その状態で明晰夢を始めました。

その状態で、何を思ったのかタルパくんが”その状態で明晰度を極限まで上げれば、タイムリープっていうか世界の移動までいけるんじゃないですか?”なんて言うものですから試そうってことになりました。

夢の明晰度をいくら上げても明晰夢の自覚が残ってしまう、どうしよう。

そこで、タルパくんが”好きなことに熱中すると周りの声聞こえなくなるし意識が加速するでしょ。その勢いで明晰夢だってこと忘れればいけるはず”ときたので、

とことん遊びに遊んだ結果、見事に明晰夢であることを忘れました。やっぱり子供って素直でよろしい。

その時は、タルパくんに言われるまで気が付かず結果、1週間ぐらい生活してました。タイムリープのトリガーになった出来事はタルパくんがうまく回避してくれたらしいです。

夢だと気づいたのにどうして戻らないのか、考えた末に出た答えは”完全に元の世界の感覚を失ったから”となりました。

例えば、今の自分は別の自分の明晰夢の中の自分だと言われても、困りますよね。つまりは、そういうことですね。

それ以降は、日々の瞑想の成果もあるのか明晰夢から明晰度を引き上げた後、ひたすら何か熱中して一瞬でも元の世界を忘れると自然とリープできていました。

今、タルパくんに聞くとどうやら一瞬の隙に私の思考にセーブをかけて思い出せなくしてたみたいですが。

 

っていう感じで文章におこしてみましたがコツっぽいコツはないですね。ていうか100%タルパのおかげじゃないか。

説明不足でツッコミ所多すぎですが、私のタルパくんはかなり特殊なので、まあ参考にならないでしょうね。

 

 

●Q:タルパさんは今でもいるの?

 

神田:今も現役です。

瞑想は小さい時から両親に訓練しろと言われて、その時つまらないだろうし将来的にも必要になるって感じでタルパの作り方を伝授されました。

だから15・16年の付き合いになるのかね。

 

最初はお話相手レベルでしたが、小学校に入学してからは地獄でした。

同年代の子供の普通がこんなにも酷かったのを鮮明に覚えています。

給食などでデザートのおかわりをする時、じゃんけんで決めてました。小学1年生です。じゃんけんで、相手が勝つと自分はふてくされたり、悲しい顔になったりしますよね。

私は、そんなのを見てると自分が悪いわけでは決してないのに、恐ろしい罪悪感と恐怖感に駆られ、結局自分が勝っても辞退していました。

ただ、私も小学1年生ですから、そういったことが繰り返されると病んでくるんです。

すると、だんだんと自分を犠牲にして他人が幸せになるのを見て、自分が幸せになる。そうすることで現実逃避をするようになりました。なんとかポジティブに持って行こうとしたんですね。

もちろん、限界がくるのは明らかだったので、病み始めた私を両親は呼び出して、私は全てを打ち明けました。

自分の理想と現実が大きく違ったせいでそのショックが相当だったらしく、子供心には負担が強すぎたようです。

依り代をブレスレットから自分の精神ダイレクトにさせ、タルパくんに精神干渉の能力を持たせました。

私の許可の元に精神領域の50%をパーティション分割し、タルパに譲渡しました。

そして、私の許可の元に、必要に応じて私がタルパとの精神の入れ替えを出来るようにしました。

しかし、これではタルパからのアクションが取れません。父から言われた暴走を防ぐ手段だそうです。

ここで、私の驚異的な自己犠牲精神が発動しました。いくらタルパでも病んだ精神を急に渡されたらたまったものじゃない。そう考えた私はタルパとの精神交換を制限するようになりました。

そこで、いっぱいいっぱいになった私を見かねて、遂にタルパくんは契約を破り強制的に精神干渉をしてきました。

基本的にはタルパは契約を破らない、しかし、破ることがあれば宿主は暴走を防ぐためにそれを消滅しなければいけない。

そう思った 私は、タルパを消滅させようとしましたが、また自己犠牲精神が発動して結局タルパを消滅させることはできませんでした。

そこで、タルパは私にお互いに制約を無くそうと提案してきました。

私が危険なときはタルパが私の精神を受け持ち私の負担を減らし、逆にタルパが危険ならば私がそれを受け持つ。そしてそこに一切の制限を設けない。

もちろん、精神干渉のみならず、私たちに関わる全ての契約を破棄し、お互いの信頼の元に尊敬と感謝と愛を条件になんとか解決しました。

そして、今日までお互いに喧嘩することはあれど、互いの精神にむやみに干渉したりすることはなく、何かあれば必ず報告連絡相談することを約束して、うまくやっています。

そういう意味で言えば、優秀なんですが、タルパは宿主に似るそうなので。

 

タルパをお持ちの方ならどれぐらい危険かはわかると思います。だから、初めてタルパをお作りになる方がいれば必ず禁止行為を設けてください。

詳しくは、Wikiへどうぞ。

長い自分語りになってしまいましたことをお詫びいたします。

 

 

●Q:タイムリープはいつもタルパさんのサポートがあった?

 

神田:サポートをしたのは最初だけです。

2回目以降は、一切関与してないとのこと。

 

 

●Q:最初にタイムリープしたきっかけは?

 

神田:嫌なことがあって、それをなかったことにしたいと思ったからそうなったんだと思います。

人間は何かが出来るとそれを好きになって、できないとそれを嫌いになるんです。

だから、一度でも成功するとできるんだ!ということがわかるので、おそらく1回目は偶然。

現に、またやろうとしても出来ませんでしたから、明晰夢や瞑想などでタイムリープを意識した訓練をして安定してくるようになりました。

 

 

●Q:自身のタイムリープ体験を事実だと思う根拠は?

 

神田:根拠や確信はないかな。

こういう話って、話す方も聞く方も一種の信頼の元に成り立つことだと思いますから。

周りに影響を与えないものは、当事者を除けばないのと同じです。

それに関して、不安に思うことも疑いを持つこともありません。

 

 

●Q:タルパは現実で見れるの? それとも夢の中?

 

神田:現実でも夢の中でも見れますよ。

現実では、視覚化すると狂うので視覚化はしませんけど。

 

検査すると統合失調症なんじゃないんですか。

私はそれに伴うリスクを知識でカバーしてるのでギリギリなんとか正常と言えるでしょう。

どの質問にどう答えればどういう結果になるか、おおよそ検討がつくので意味はないでしょうね。

 

 

2回目以降のタイムリープ体験

それ以降のタイムリープ体験については、下記のように投稿している。

 

●Q:何度もタイムリープを繰り返しているそうだけど?

 

神田:1986-2001 オカルトにハマりすぎて高校受験失敗

※1986年生まれぽい。2001年が高校1年(中3)

 

1998-2001 中1からやり直して、とりあえず自称進学校へ

※後の情報で、1999年ねんから1998年の中学1年へタイムリープ。

 

2001-2004 物理が謎すぎて単位落とす

 

2001-2004 必修選択で生物・化学を選ぶが宮廷撃沈

 

2001-2004 私立に切り替え、なんとか突破

 

2004-2008 遊んで留年

 

2004-2008 なんとか卒業、教員免許も難なく

 

波乱万丈の学生時代でした。勉強は好きだが努力は嫌いの典型的なクズでした。

タイムリープという逃げ道があるからなおさら。

 

その後は2~3年の小刻みなリープを繰り返し、時には特定の子を希望の大学に受かるまでやり直したりしましたね。

リープしたあとに元に戻れるかも試して成功しましたし、不都合なことが起きればそれをなかったかのように書き換えたりもしました。

犯罪には手を染めてないですよ。チキンなので。

およそ、70~80年ぐらいでしょうかね。たぶん。

 

そこで、予想はつくと思いますがお叱りを受けましてそれ以降は自身・他人の歴史に関わる移動はやっていません。

 

愛ゆえの行為だったのですが、どうやら私にはその資格も技術もないようなのでチキンな私はおとなしく身を引いて、ただ人を見守るだけに徹することにしたんです。

でも結局、見ていられずにこんな風に出てきちゃう。出る杭は打たれることを知っているのにね。

いろいろな意味で宇宙ゴミ以下のクズである私ですが、人間のことが大好きであるのは本気ですからそこはわかってほしいな。

 

 

トータルで、70年~80年もタイムリープしていて、多少記憶があいまいなところもあるみたいだ。

 

上の投稿から読み取ると、神田さんは1986年に生まれで、2回目以降は高校受験の失敗がきっかけで、2001年から1998年の中学1年に戻って勉強し直し、次は見事に進学校へ合格した。

 

だが物理が苦手で単位を落とし、もう一度2001年の高校1年にタイムリープ。今度は必修科目の生物化学がだめで、2001年にリープし、2004年に私立大学に乗り換えて合格。

 

でも留年してしまい、2004年の大学1年から勉強し直し、ついに教員免許を取得して卒業できたみたいだ。

 

ただ、これだけタイムリープを繰り返してるのでついに、「時空の監視員」(時空のおっさん)に、「自分や他人の人生の不都合なことを、むやみに書き換えたりするのはおススメしない」と注意された。

 

だがタイムリープを探求する熱意と行動力を買われ、「時空のおっさんにならないか?」と勧誘もされたそう。

しかしこのオファーは「今の生活にある程度満足しているから」という理由で丁重に断った。

 

 

●Q:誰に叱られたの?

 

神田:このスレの最初でも挙げましたが、私に色々と情報を与えてくれた方が居て、その方に

”タイムリープするのは別にいいけど、自分の人生や他人の人生での不都合なことをむやみに書き換えたりするのはオススメしないしやらない方がいい”とナチュラルに注意され、詳しく追求すると

 

”あなたのことは少し大目に見ている節もあるんだからそこはわかって欲しい”と言われたのです。

 

私は、実際に起きたことをなかったことにしようとしたんです。

アカシックレコードには、それが起きることが確定していたにも関わらず、私はその事象に対する責任を取らなかった。だから、私は怒られたわけなんです。

私の意識での行動の清算を放置したことが非難の対象であって、書き換えを行ったことが非難の対象ではないものだと解釈してます。

そして、そこら辺の仕組みはもっと複雑だそうです。

 

 

●Q:何度もリープしているというけど、親や友人の態度はどうだった?

 

神田:両親ももともとオカルトにすごく熱心な方だったので普通に話しました。

相当な理解を得られていて、研究に関してあらゆる援助をしていただいています。

親戚の方々は話してからはキチガイに接するかのように距離を置かれています。

兄弟姉妹はそこまで熱心ではないですが理解は得られているかと思ってます。

 

友人たちは、小学生ではお話にならないので中高生になってから少しずつ話したらやはり引かれました。

それでも、理解を示してくれた子もいましたよ。

数学・英語以外は基本的に凡人もしくはそれ以下のレベルだったので怪しまれることはなかったです。

学校では普通に、自宅では数学・英語は大学の過去問や難関と呼ばれる問題集を延々と解いていました。

高3の時の担任には、全て打ち明けました。その方とは今も交流があります。

 

 

タイムリープのコツについて

神田さんはタイムリープの方法として、明晰夢を一番オススメしている。

 

眠る前にまず、どんなところに行きたいか、あらかじめ頭のなかでイメージする。

それから仰向けに寝て、瞑想する。そのまま眠りにつくと、先ほどのイメージが夢の中を駆け巡り、そこで意識を夢の中の自分に移動させると、いま夢を見ていると意識しないで行動ができるそう。

 

普通の明晰夢だと、夢の中でいま夢を見ていると気づくのだが、神田さんの場合、どれだけ夢の中で現実にそった行動ができるかが重要で、夢を意識しないでいられるか、「明晰度をあげること」が大切だという。

 

神田さんは寝はじめから、いきなり明晰夢に入るそうだが、その方法も教えてくれている。

 

まずリラックスする。

神田さんの場合、眠る70分前から部屋を暗くして、熱々のハーブティーやオレンジとみかんの皮を乾燥させたオレンジティーを飲む。

 

部屋の温度や湿度を快適に調整し、それから音楽を1曲聞く。ちょっと疲れ気味のほうがいい。

布団に入ったら、電灯を見ながら楽しかった記憶や印象に残っているポジティブな記憶を思い描き、楽しくなってきたら目を閉じて、一気に気持ちを静め瞑想状態に入る。

 

瞑想については、マインドフルネス瞑想を勧めている。よけいなことを考えず、ただ自分の心臓や呼吸の音に集中する。

神田さんはこの瞑想を、明晰夢を見るときだけでなく、毎朝20分続けている。

神田さんによれば「条件反射」が大切で、繰り返し特定の行為を行なうことで、やがて意識せずにその状態に入れるようになる。それから、いくら印象的でも、ネガティブな記憶を使うのはダメ。

 

うまく瞑想から睡眠に入ると、意識はあるが体が眠っている状態になり、明晰夢がはじまる。

 

 

●他の世界の自分がこの世界にタイムリープしてきたら、今の自分はどうなる?

 

神田:少し誤解があるようです。あくまで意識は一つなんです。

無限に存在する可能性の世界の中でどこに私たちが意識を置くかで世界は変わります。

異世界の自分には意識は確かに存在しますが今の世界の自分から見て意識はないように見えます。

つまり、異世界の自分はいわばコンピューターで制御されたかのように生活しているわけです。

それらは無論私たちにも言えることです。異世界の意識から見れば私たちもコンピューターで制御されたかのように生活しています。

だから結局、異世界の意識が移動してきたとしても私たちが見てる意識はここなわけですから彼らがいくら悪事を働こうと私たちに影響はありません。

 

 

●Q:タイムリープする方法は明晰夢以外にないの?

 

神田:そんなことないと思いますよ。

ただ、明晰夢を活用するのが、一番安全で手軽でメジャーですから。

 

明晰夢以外でもできますよ。幽体離脱とか変性意識とか。

ただ、結局明晰夢が手軽なのでそれに落ち着くっていう事実。

 

 

●Q:意図せずにタイムリープすることはある?

 

神田:無意識のタイムリープは起きます。

でも、そう簡単に起きるわけでなくて普通に生活する分には問題ありませんし、どれほど多くタイムリープしたかも関係ありません。

だから、基本的には起きないと思っていただいて構いません。

まあ稀に、体質なのか知りませんがリープしまくる人がいるようですが。

 

 

●Q:タイムリープを連続ですることは可能?

 

神田:大丈夫です。リープ先で再びリープすることは可能です。

しかし、危険なことがあって、それは無限ループに突入してしまうということですね。

どういうことかと言いますと、実際、世の中に存在するあらゆるもの全ては、お互いに関係しあって存在しています。(因果律ってやつですね)

これらは、どんな軌跡を辿ろうと必ず一周して元に戻りますから、一種の環状構造だと見ることができます。

環状構造なので、すなわち円と近似でき、それはつまり始点も終点も区別がないということです。

だから、私たちがどんな選択をしてどう生きようと結局敷いたレールは円になっているわけです。

世の中には、輪廻転生なんていう思想がありますが、これがまさにそれです。

現世で出会う人間は前世でも縁があった。とはいいますが、形は違えど同じ周期で廻っていればいずれまた出会うのも不思議ではありません。

まあ、こんなのはどうでもよくて、前置きが長くなりましたがタイムリープにも同じことが言えて、タイムリープを何重にも重ねるとそれもまた環状構造になり一周して元に戻ります。

しかも、タイムリープの嫌なところは大きな流れの中に小さな流れを作ってしまうということなので、そこでもまた環状構造ができてしまいます。

そうなると醒めても醒めてもタイムリープから抜け出せなくなってしまうのでとても危険です。だから絶対にやらないようにしてください。

 

 

●Q:この世界は起こることが最初から決まっているわけではないの?

 

神田:多様性に置き換えてもいいかな、とは思います。

不確定性とは「あるようでない」もしくは「ないようである」ことの象徴なんですね。

誰かから見れば、それはあるかもしれないし、誰かから見れば、それはないかもしれない。そのような不安定なゆらぎに世界は満ちている。

 

和を以て貴しとなす。まさにその通りです。

これを私は生徒たちに耳にタコができるぐらい連呼していて、どれぐらい未来を変えられるかは分かりませんが私の思想や意志を受け継いだ子達が何かを成し遂げてくれると切に願っています。

 

世界は、愛と慈愛と感謝と尊敬に満たされるべきだ。すべての人が手を取り合い、負の感情を抱かず、無償の愛と尊敬をするべきだ。

プラスの感情に対してマイナスの感情を抱く人は居ません。これこそがゆらぎに満ちた世界でただひとつの確定したものであり、誰もが同じ感情を抱くことのできるものであります。

全ての人間がお互いを認め、高めあうことで人間自体の魂のレベルが上がり、いわゆるアセッションが完了する。

一次独立のベクトルの個数で決まる次元ではなく、そこには理論的でない、ゆらぎが加わった次元上昇である。

飢餓に苦しむこともなく、他人を憎むこともなく、悲しみを抱くこともなく、苦しみ傷つけ合うものでもなく、人間が人間たる所以を見つめなおすべきだ。そこには当事者である我々以外一切関係ない。

いつまでそこにいるつもりだ。早く階段を駆け上がってこい。

 

きっと、ゆんゆんさんもそれを望んでいると信じたいです。

 

 

●Q:タイムリープした後の元の体はどうなる?

 

神田:第三者視点で見ると、まるでコンピューターで制御されたかのように動き続けます。

もちろん、主観である自分はそこに意識はないので主観で捉えることはできません。

だからといって元に戻ったときに環境が変わるわけではなくて、リープを開始した時期から自分の意識は別の点の軌跡をたどり始めますから何も影響はないです。

 

考え方によっては、この意識もコンピューター制御であるとも言えますよ。

そもそも意思というもの自体が定義から、そして内容まですごく曖昧なんですよね。

そう簡単に分かるものではないですね。そして(現時点での人のレベルでは)分からないものですから。

リープは百発百中ですよ。失敗はしますがそれもまた一興でございます。

あ、矛盾してるな。

 

元いた世界の自分は機械で制御されたかのように動き続け、人としての営みを続けます。

自分が、他人になった自分を見ている感じですね。

リープから戻った時は、移動前の自分の状態からまた意識が再開されます。

つまり、またそこから新たなパラレルワールドが生まれるってわけです。

 

 

●Q:タイムリープするのはレム睡眠のときとノンレム睡眠のときとどちらがいい?

 

神田:レム睡眠でもノンレム睡眠でもどちらでもできると思います。

でも、比較的ノンレム睡眠のほうが覚醒状態に近いのでダイブしやすいと思いますよ。

結局、こういう行為は自分にあった環境を探すのが一番ですけどね。

注※実際にはレム睡眠のときが覚醒状態に近く、ノンレム睡眠の方が眠りは深い。

 

 

●Q:神田さんにとってこちらの世界は夢? それとも現実?

 

神田:夢か現実かで言うと夢ですが何度も移動を繰り返しているし、しかも一度移動するともう(移動前の)元には完全には戻れないのでもう現実でいいです。

そして、ある程度自在に環境のコントロールはできるので記憶の抜け落ちや環境の急激な変化、統合失調症や解離性の病を患うことも無いと思います。

だから、やろうと思えば作業服を着ているような時空のおっさんのいる空間にも自分の意志で行けますよ。もちろん、自分の意志で行くのは危険だと言われたのでやろうとは思えませんが。

 

移動を繰り返しているのは、あらゆる平行世界を渡り歩き人の次元上昇を促進するためです。

要は、道を踏み外さないように外堀から埋めていっているわけです。

なぜそんなことをするのかと聞かれれば、私は人間が大好きだからとしか言いようがないですね。

もちろん宇宙人だって大好きですよ。彼らには私の愛は理解不能でしょうけど。

 

 

●Q:タイムリープした後の勉強の内容は変わった?

 

神田:勉強する内容は同じでしたよ。試験問題は違いましたが。

 

 

●Q:リープ後の肉体の年齢は?

 

神田:肉体は、子供に戻れば子供、大人に戻るなら大人です。

肉体はキープしたまま過去に戻るのは、タイムトラベルですね。

タイムリープとタイムトラベルでは月とすっぽんの差がありますし、意志の力では流石に無理ですね。

外力を扱えればいいんですが。

 

脳の老化というより意識の老化ですね。

考えはもともととてつもない偏屈ですから柔らかいなんてことはないでしょうね。

 

 

神田さんのタイムリープの方法の考察

私が彼女のリープ方法を勧める理由として、私がいままで考察してきたタイムリープの考え方に、2014年の時点ですでにたどり着いていることだ。

 

神田さんは、この世界は不確定で常にゆらいでいて、無限に存在する可能性の中で「どこに私たちが意識を置くかで世界は変わる」と言っている。

それに、タイムリープする意識は、この世界でたった1つだとも言っている。

 

最初の「世界がゆらいでいる」というのは、量子力学の「不確定性原理」、次の「われわれの意識が1つ」だというのは、エヴェレットの多世界解釈で、「さまざまな可能性のうち、われわれはどの可能性を観測するか」という考え方に通じる。

 

それから「タイムリープした後の、元の体はどうなるのか」についても、植物状態や、死んでしまうという意見があるが、「その後も変わらず、コンピューターで制御されているかのように、普通に生活を続けている」と発言している。

 

これは「われわれの行動は無意識、つまりニューロンのランダムな発火に制御されていて、われわれはそれを観察しているだけ」という最新の脳科学の考え方に通じる。

だから、観察している主観がほかの世界に移動しても、他の人から見れば以前と変わらずに行動するのだ。

 

もう1つ、神田さんはタイムリープは訓練さえすれば、誰でもできるようになると言っている。

私の目標も「特別な能力を使わず、誰もが練習次第でタイムリープできる方法を開発すること」だから共感できる。

 

 

●Q:タイムリープってどうやるの?

 

神田:不思議.net様にもタイムリープのまとめ記事がいくつかありましたのでそちらを参考されるとよろしいと思います。

私の場合、あらかじめどんなところに行きたいかを頭のなかでイメージしてから仰向けに寝て瞑想状態に入ります。(体勢はなんでもいい)

そこでそのまま眠りにつくと先ほどイメージしたものが夢という形で頭のなかを駆け巡ります。そこで、私は頭の中にいる自分に意識を移動させます。

するとイメージした自分に私の意識が移ってそこで行動ができます。

ただ、明晰夢と違うのは、夢を夢だと自認して意識を持つか、夢を夢だと自認しないで意識を持つかです。

普通の夢を見ているときは、自分が寝ているなんて思わないですよね。その状態でその見ている夢に意識をフェードインする感じです。(動画の画質をだんだん上げて鮮明にする感じ)

異世界に飛ぶというのは飛ぶ前の意識では寝た自覚はありますが、飛んでいる自覚はないってことです。

「あれ、私寝たはず」→「でも起きてる」→「てことは異世界?」的な感じです。ただ、飛んでいる自覚がないので寝ている意識の方の記憶はどんどん忘れていくので、フェードインが完了したら早急に紙にその記憶を私は書きます。

だって、忘れたら戻れないですから。戻るときも同じ手順です。私は自分の思念を移動のエネルギーとして活用してますが

効率は100%ではないので、頻繁に繰り返すとゴミみたいなものが残るのかもしれないですね。

これのメリットは自己完結型であることです。元の意識における他人に影響がありませんし、就寝時間の何倍もの時間を過ごせます。あと安全。デメリットは疲れることです。肉体的には元気ですが、活動したという記憶があるので疲労を感じる。物体を持ち帰れない。など

でも、これって方法自体が非効率な気がするんですよね。

エネルギーを外力に頼るなら、もっと効率的で便利な方法があると思います。

 

 

●Q:タイムリープって妄想の可能性はある?

 

神田:はい。タイムリープって、言い過ぎかもしれませんが妄想に究極のリアリティをもたせているものなんです。

そして、それを妄想だと分かっていれば「ああ、そうだったな」ってことで分かりますが妄想だと分からなかったらいつまで経っても気づきませんよね。

意図的なタイムリープはタイムリープした自覚(実際には違うが)があります。だからタイムリープしたんだなってわかるんです。そして頭のなかに残ってる元の世界の記憶を使うことでそこへ戻れます。

ただ、タイムリープといえど一種の夢なのでタイムリープすれば恐ろしい早さで元の世界の記憶は薄れていきます。だから私はすぐに書き留めて忘れないようにするんです。

もし、今の私たちの意識がタイムリープした別の私の意識が作った妄想だとして、それに今気づいていないとしたら?

そうしたら、ここの私たちは今現実に戻れていませんよね。でも、私たちにとっては「ここ」こそが現実であり全てなわけですからそんなことは気にしなくていいんです。

結局、論点がズレましたがタイムリープってそんなものです。

 

 

●Q:タイムリープの効果的な訓練法は?

 

神田:訓練法やアドバイスについての質問が多すぎるので、みなさまに一つだけ提供します。

それは、「条件反射」です

これは、脳に行動の規則性を持たせることで思考や感情、または行動の方向性をコントロールするものです。

例えば、「特定の音楽を聞いた後にすぐに勉強にとりかかる」ということを繰り返すと最初のうちは苦痛に感じるかもしれません。

でも、それを繰り返していると、自然とその音楽を聞いた後には勉強のやる気が出てスムーズに勉強ができます。

もちろん、勉強のみならず睡眠・瞑想導入やリラクゼーションにも活用できます。

朝起きたら歯磨きをする。顔を洗う。などの行為はやらなくてもいい行為ですが、それは私たちがそれを当然のことだと思っているから苦痛に感じないだけです。

歯磨き・洗面を習慣としない人なら、この行為は日常生活に余計な動作を増やす苦痛にしかなりません。

なにをするにも体が行為を「当然」と認識すれば、それは苦痛ではなくなるのです。

すなわち、「当然」とする認識にするために条件反射が手助けとなるのです。

夢だと気づかない明晰夢なら、まず条件反射で明晰夢が見れるレベルまで体を鍛えてください。

そして、明晰夢をコントロールできるようになったら、少しずつ明晰夢内での行動の神様視点へと切り替えてください。

明晰夢ではない夢は展開を主観で見ていますが、自分の「意思」での行動ではありませんし、神様的な視点からとらえている感覚がありますよね。そんなふうになるように「意思」を夢の中の自分に預けてください。

そうすれば、自然と上手くいくでしょう。

 

 

●Q:タイムリープに利用する明晰夢は、夢を見ている最中にこれは夢だと気づく夢?

それとも寝ようとして目を閉じて意識が無くなる瞬間に別の空間に移動する感じ夢?

 

神田:後者です。ただ前者もごくたまに無意識に使いますけどね。

ダイブってそんなに難しいですかね? あまり苦労した経験がないもので……。

 

 

●Q:タイムリープために必要なのは?

 

神田:とにかくリラックスです。

よし、やるぞ!と意気込むのも良いことですが、安堵と平静を保つことです。

私は、パックの熱々のお茶(ハーブティー、紅茶など)を就寝時に飲むようにしています。

もちろん、ダイブする時のみでなく日常的にそうやってリラックスをすることで快適になります。

早朝には瞑想を毎朝20分間やっています。ただ何も考えず、呼吸・心臓の鼓動に集中するだけですが。

その時はインターホンが鳴っても地震が起きても、火災報知機が鳴っても動じません。

つまりは、自分が快適だと思える環境を就寝前に作ることですね。

 

さて、明晰夢やヘミシンクのような行為は”視覚化できない自分の内面を変化させる”という点で同じものです。

だから、明晰夢からでないとタイムリープできないわけではないです。あくまで手法の一つなだけです。

幽体離脱、座禅、ヘミシンク、変性意識、催眠など色々試してみてから自分に最適なものを見つけてください。

ちなみに私は自己催眠からのヘミシンクが一番合いました。

ただ、おそらく明晰夢が一番気楽で安心安全だと思いますけどね。

 

 

●Q:明晰夢はどうやって見るの?

 

神田:就寝前70分から部屋の電気を最小にします。(かなり暗く、若干不気味なくらい)

その後に、オレンジとみかんの皮を乾燥させたオレンジティーを飲んでリラックス。

部屋の温度を調整し、加湿器をつけます。ちょっと疲れ気味の方がよろしいかと。

雰囲気を作り、音楽を1曲聴いてから就寝します。

布団に入ってから、楽しかった記憶とか印象に残っているポジティブな記憶を電灯をみながら思い描き、楽しくなってきたら目を閉じて一気に気持ちを鎮めて瞑想状態に入ります。

すると、自然と意識が落ちていきますが、意識はあるけど寝ているのか起きているのか分からない状態が始まり、明晰夢が始まります。

もしくは、そのまま寝オチして普通の夢が始まり、明晰夢を認識する。

どちらにしても結果は同じなのでそんなに気にはしてないです。

 

 

●Q:タイムリープに使う過去の記憶はポジティブな方がリープしやすい?

ネガティブなものでもOK?

 

神田:ネガティブなものはダメです。すぐに切り替えるべきです。

 

 

●Q:戻りたい時期の写真を見たり、当時読んでいた本を読み返すのは有効?

 

神田:有効です。どんどん取り入れていきましょう。

 

 

●Q:タイムリープは、訓練すれば誰でもできる?

 

神田:できると思います。

 

 

●Q:未来の予知はできる?

 

神田:うん、やろうとしたことはありますよ。

しかし、それって他人の人生への干渉ってことになってしまうので褒められたことじゃあないんです。

どんなに小さいアクションでも巡りに巡って必ず大きな流れに影響を与えるものですからね。

基本的には誤差の範囲内で無視されるのが本当に残念。

私は何をしているんだろうかな。

 

 

たとえば「私が見た未来」という漫画の表紙で

東日本大震災を予言したたつき諒先生のように、経験した本人は夢の中の出来事・・・「予知夢」ととらえていたとしても、いままで過ごしてきた未来の世界の知識や記憶を使ってタイムリープ後の過去の世界で予言を行ない、それが当たれば、タイムリープが存在する証拠の1つになるはずだ

 

神田さんによれば、タイムリープ前と後の世界は、少し違うところもあるらしいので、完全に的中させるのは難しいかもしれないが、未来の知識や記憶を参考にして、「強くてニューゲーム」気分で生きることはできる。

 

それがタイムリープの有効な活用法ではないか。