「ジョン・タイターのタイムマシン解説(2)(すでに特許登録済み?)」

2016/11/4

 

ジョンタイターイメージ

「ジョン・タイターのタイムマシン解説(1)(カー・ブラックホールを使ったタイムトラベル)」の続き。

前回でカー・ブラックホールを使ったタイムトラベルを考察したが、それを元にジョン・タイターが語ったタイムマシンを解説をしていく。

 

まずはこちらの図を見ていただきたい。

 

 

ジョンタイターのタイムマシン原理図
ジョンタイターのタイムマシン原理図(「新科学と健康と雑学」より)

原図はこちらから

 

これはジョン・タイターが公開したタイムマシン操作マニュアルの「タイムマシン原理図」だ。

 

図に振られた番号の意味を解説すると、

 

①Daul Singularities in kerr field(カー領域の2つの特異点)

②Output of negative time field(負の時間領域の出力)

③Output of null time field(ニュートラルな時間領域の出力)

④Output of positive time field(正の時間領域の出力)

⑤X-ray venting zone(X線排出ゾーン)

⑥Vertical safe distance 6meters(垂直の安全距離 6メートル)

⑦Mass offset 5meters(質量相殺 5メートル)

⑧Rear mass dist. 8meters(後方の質量に影響する距離 8メートル)

⑨Forward mass dist. 11meters(前方の質量に影響する距離 11メートル)

⑩Negative time event Horizon(負時間の事象の地平線)

⑪Null time event Horizon(ニュートラルな時間の事象の地平線)

⑫Positive time event Horizon(正時間の事象の地平線)

 

さらに図の中央には2つの特異点を取り巻く何重もの円が描かれ、読みにくいが「This area is not to scale(このエリアは計測しない)」と注釈がある。

 

さて「新科学と健康と雑学」で紹介されているジョン・タイターのタイムマシンの解説には、

 

「タイムトラベルは、重力の強さを自在に変化させることにより達成される。

人工の双対ミクロ特異点を取り巻く質量と重力場に電子を注入して荷電させ、『カー局所場』」ないし『ティプラー重力シヌソイド』内の事象の地平線の直径を拡大する。ドーナツ状特異点の環内に物質を通過させ、別の世界線へと送り込む動作をシミュレート操作して、局所場を適合・回転・移動できれば、安全なタイムトラベルが可能となる」

 

と書かれてある。う~む、これは正直、意味不明だ。

 

私なりに読み解くと、

 

まず先のサイトでも指摘されている通り、この図は前回で考察した「カーのブラックホール」に似ている。ただし大きな特徴としてこの図には特異点が2つ描かれている。

 

事象の地平線が3つ描かれており(Nullをどう訳したらよいかわからなかったが仮にニュートラルとすると)それぞれ正・ニュートラル・負の地平線となり、負の時間領域(負のCTL領域)に加えて、正の時間領域(正のCTL領域)が描かれているのでカーのブラックホールに電荷が加えられたカー=ニューマンのブラックホールだということがわかる。

 

正のCTL領域をもつカー=ニューマンのブラックホールならばリング状の特異点の中央をわざわざ通り抜けなくても、正のCTL領域を回転軸と逆方向に回転すれば、過去にさかのぼることができる(逆に未来へ行く場合は順方向に回転すればよい)。

 

そのためには角運動量を質量よりも増大させるか、逆に角運動量はそのまま質量を減らす必要がある。角運動量>質量(質量による重力よりも自転による角運動量の方が大きい)状態にすれば、リング状の特異点が露出する。特異点が露出すれば正のCTL領域に沿って回転することができる。

 

裸の特異点と正のCTL領域
裸の特異点と正のCTL領域

 

 2つの特異点がある必要性だが、例えば片方の特異点をA、もう一方をBとすると、現在にAを固定し、過去や未来にBを送り込むことで2つの特異点の間にワームホールを形成させるためではないか。

 

裸の特異点が出現した状態で、正のCTL領域時間の環に沿って、特異点Bを回転させ(未来なら順回転、過去なら逆回転)、回転方向と回転数によってタイムトラベルの時間を調整しBを移送することができれば、特異点Aと特異点Bの間でワームホールが形成され、そこを通って過去や未来にいくことができる。

 

さらにこの図はタイムマシンの原理を説明するというよりも、タイムマシンが発動した際に周囲に影響を及ぼす領域を解説するための可能性が高い。

例えば「中心から前方11メートル、後方8メートル、高さ方向で5メートル以内はタイムトラベルの影響を受けるので、タイムトラベルの際はそれ以上の空間領域を確保しなさい」という意味にとれる。

 

ところでこのジョン・タイターのタイムマシン解説図、実はマーリン・ポールマンという博士によって2004年合衆国特許商標局に出願され、2006年にすでに公開されているのだそう。

 

特許の全文はこちらを参照。

 

非常に長文な英語なので翻訳する気もないが、はっきりしていることは今回紹介したタイムマシンの図を解読できたとしても、すでに権利はマーリン博士のものらしい。 残念!