2017/6/24
「リモート・ビューイングで過去を見る方法」シリーズの考察で「魂」について思わぬ発見があった。
われわれの意識を、「私」という実感を認識する「自我」、環境や経験に応じて自動的に反応する「無意識」、一番下層に「魂」を仮定して階層化する。
そして考察した結果、表層と中間層の「自我」と「無意識」に関しては脳が作り出しているのは間違いないことがわかった。
しかし、一番深い最下層の「魂」は、量子もつれによって、ホログラフィー宇宙の事象の地平面と脳とがアクセスするための「絆」の役割を果たしている可能性が示された。
そしてその機能を「クォンタム・アクセス」と呼んだ。
ホログラフィー宇宙の事象の地平面とは、いわば、われわれの宇宙の情報がはじまりから終わりまで描かれた2次元地平面の設計図だ。
クォンタム・アクセスとは、事象の地平面の情報をプログラムの元となる「0」と「1」のようなデジタルデータととらえ、この2次元地平面の情報にしたがって、脳が量子もつれにより深層意識下に魂(またはクオリア)を創発させているという仮説だ。
※詳しくは「リモート・ビューイングで過去を見る方法(5)」を参照。
そしてこのクォンタム・アクセスは通常「事象の地平面→脳」という一方通行だが、何らかの方法でこの逆のアクセス「脳→事象の地平面」をたどることができれば、2次元地平面の設計図が鑑賞できるかもしれない。
これを「クォンタム・リバース・アクセス」と名づけた。
デジタルデータがただの数列で、はじまりも終わりもないように、事象の地平面には時間も空間もない。
この情報を閲覧できるということは、われわれの宇宙のデータベースを過去でも未来でも自由に閲覧できるという意味だ。
リモート・ビューイングとは、一般的なイメージでは意識を身体から切り離し、「時空を超えてターゲットを観察する方法」と考えられているが、「クォンタム・アクセスをリバース(反転)させて、設計図をのぞき見る方法」なのではないか?
このアイデアを思い付いたとき、「これはタイムリープにも使えるんじゃないか?」と考えた。
このサイトでは「もっともお手軽な過去を変える方法」として、夢の中でタイムリープする方法をご紹介している。
「タイムリープ」とは、「時をかける少女」 が代表的だが、自分の「意識」だけを過去や未来に跳躍(リープ)させる方法だ。
タイムトラベルのように身体ごと移動するわけではなく、タイムマシンのような特別な装置を必要としないのがメリットだが、個人的な能力に依存するので、誰もが使えるわけではない。
今回はこのデメリットを「クォンタム・リバース・アクセス」を使って何とか克服できないかと考えた。
「タイムリープ」でネットを検索するその方法論がいろいろ見つかる。
「もっともお手軽な過去を変える方法(3)」でも紹介している明晰夢を使う方法から、おまじないみたいな方法までさまざまだ。
2chでも「タイムリープの方法について議論するスレ」が立っており、このスレでは伝説の「初代リーパー」と呼ばれている人のやり方が主流のようだ。
●「人生やり直したいやつ俺がタイムリープしたときのこと教えるから来い」
2012年7月2日 不思議.netより
初代リーパーの方法は、
寝る前に戻りたい時間の景色をイメージし、明晰夢を見て夢をコントロールできるようになる。
↓
やがて戻りたい時間の景色が何度も夢に出てくるようになる。
↓
繰り返し見る夢の景色がリアルさを増していく。そして第三者視点からだんだんと自分で体験しているような活き活きとした意識に変化する。
↓
そして夢の中の自分をのっとると(夢の中の方が現実だとはっきり意識するようになると)タイムリープ成功。
でも、この方法で実際にタイムリープに成功したのは、この人ぐらいだろう。
2013年9月26日 不思議.netより
「タイムリープの方法について議論するスレ」でも最初の段階の明晰夢が見れずに苦労している人が多い。
明晰夢は、夢の中で自分が夢を見ていると気づき、自由に内容をコントロールできるようになる夢のことだが、明晰夢を使わずにタイムリープする方法はないだろうか?
じつはこの「議論スレ」で最近注目している投稿がある。
●病気の妻がタイムトラベルして小学生の自分に会いに来てくれた話
タイムリープの方法について議論する13リープ目・14リープ目・15リープ目より
※13リープ目の548レスに登場した男性の投稿をまとめたもの。
※ボリュームがあるので、タイムリープに関係するところ以外はある程度省略している。
※実際のスレではタイムリープやタイムトラベル、タイムスリップという表現がごちゃ混ぜになっているが、下記では、意識のみの時間移動を「タイムリープ」、身体をともなった時間移動を「タイムトラベル」と統一している。
男性(A氏とする)は半年前に病気で奥さんを亡くした。
亡くなる数日前のある日、奥さんは奇妙な話をA氏に告白した。
「子供のころのあなたに会ってきたの」
病院で奥さんから聞いたときには思い出せなかったが、その帰り道、A氏は突然小学校のときの恐い体験を思い出した。
小学5年生のとき、当時田舎に住んでいたA氏は、夕方暗くなった山道を1人で帰っていた。
そのとき道の脇の木陰に大人の人影を発見した。
心細かったA氏がおびえながら「誰だ!」と叫ぶと、大人の女性が顔を出した。
女性は裸足に寝巻き姿で涙を浮かべていた。
女性は「Aくん。ごめんね。驚かしちゃって。」とA氏の名前を呼んで近づいてきた。
A氏は女性に見覚えがなく「誰?」と質問したが、女性は無言でA氏を見つめたまま。
A氏は「殺される!」と直感し、女性が呼ぶ声にも振り向かず、全力で家に走って帰った。
翌日病院で奥さんに、その記憶について「あの時山道にいたのは君だったの?」と尋ねると「驚かしちゃってごめんね」と答えた。
奥さんいわく「本当は声をかけたらだめなんだけど、思わずかけてしまった」
それから数日後に奥さんは亡くなってしまったが、その間にA氏が奥さんから聞いたこの現象についての話をまとめると、
・奥さんが過去にタイムトラベルしたのは20回くらい。
未来に行くことはできず、過去に行くには時間を戻りながら、会ったことがある知人の意識を探すそう。
その人の意識が強く感じる場所に降りる感じ。会ったことがない人だと無理。
奥さんがなぜ、子供のころのA氏と会うのに、学校帰りの山道を選んだかについては「あなたの意識が一番強かった」から。
・なぜ山道で会ったとき奥さんが泣いていたのかは、意識が触れると運命が変わってしまうのが怖かったから。
実際に別のタイムトラベルで高校の友人に出会って話しかけたら、戻ってみると友人の未来が変わっていたそう。
でも運よく、A氏の未来は変わらなかった。その理由をA氏は「山道でのできごと」を誰にも話さなかったからと考えている。
・奥さんに身体ごとの移動(タイムトラベル)ではなく、意識だけの移動(タイムリープ)はできないのかと尋ねると、可能かもしれないが戻れなくなったら怖いのでやってないとのこと。
・A氏がタイムトラベルの具体的な方法を尋ねると「意識と時間を切り離す感じ」。
奥さんは投薬治療(病気はガンだったらしい)がきっかけでできたそうだが、説明が難しいとのこと。
意識と時間だけでなく、意識と身体を切り離すことができたら、意識だけで過去に行けるはず。怖くてやってないが・・・。
・A氏が「過去に行けてよかった?」と感想を聞くと、奥さんはこの姿(寝巻きに裸足)のまま過去に行ってしまうので、場所や時間が悪いと不審者になってしまう。そのせいで友達2人の運命が狂ってしまった。
会いたい人を見たらすぐ戻るのが一番いい。
・A氏が「過去の自分(奥さん)に病院をすすめたり、A氏に自分を病院に連れてくように仕向けることはできなかったのか?」と尋ねたが、奥さんは笑って答えなかった。
奥さんが亡くなった後、遺品整理していたときにA氏は奥さんの日記帳をみつける。
その中にタイムトラベルについて書かれた箇所があった。
・実は奥さんも小学生のとき、大人のA氏と出会っていた。
A氏のタイムトラベルに関する会話の中で突然思い出したらしい。
ページの最後には「私の未来を変えないでくれてありがとう」と意味深なメッセージが書かれていた。
この言葉からA氏は、今後何らかの方法で自分も過去に戻って子供時代の奥さんに会うことができるかもしれないというモチベーションがわいた。
A氏はさっそく奥さんの高校時代に仲がよかった友人2人と連絡を取ろうと試みる。
運よくそのうちの1人、「H美さん」と会うことができた。
奥さんとH美さんともう1人の友人「R子さん」とは中学と高校が同じで仲良し3人組だった。
ただ高校時代のある事件がきっかけで仲が悪くなり、その後ずっと連絡をとっていなかった。
その事件とは、R子さんが女の変質者に襲われたという事件だった。
A氏と会ったH美さんは事前に亡くなった日を告げてもいないのに、奥さんの命日を言い当てた。
その日に夢の中に奥さんが現れたという。
A氏が生前の奥さんの写真をスマホでH美さんに見せると非常に驚かれ、そして泣き出した。
H美さんの夢の中に現れた奥さんは、まさにスマホの写真と同じ寝巻き姿だったのだ。
H美さんは亡くなる前の奥さんが、死ぬ前に自分に会いに来てくれたことを確信し、高校時代に3人の仲に亀裂を入れた事件について語ってくれた。
文化祭の準備で帰りが遅くなった夕方、H美さんとR子さんは川沿いの道を帰っていた。
突然背後から2人の名を呼ぶ声がして振り返ると、見知らぬ寝巻き姿の女性が立っていた。
女性は「信じられないかも知れないけどY子(奥さんの名前)だよ」と告げた。
女性は「今日はこの道で帰っちゃだめ!」と真剣な表情で2人に訴えたが、R子さんとH美さんはいぶかしく思い、女性を無視して歩き出した。
「待って!」と女性がとっさにR子さんの手をつかんだ瞬間、女性とR子が同時に悲鳴をあげて倒れてしまった。
その後、女性はフラフラと立ち上がり震えながら「ごめんなさい!」と何度も謝りながらその場を立ち去った。
R子さんは救急車で運ばれて入院をしたが3日間も目を覚まさず、目覚めた後も精神的ショックがひどく、高校を中退し、精神病院への入退院を繰り返したという。
H美さんはR子さんが目を覚ましたときに1度会ったきり。Y子さん(奥さん)とも事件のことでぎこちなくなり、交友関係が切れてしまった。
事件は未解決のまま、女の変質者がスタンガンでR子さんを襲ったということで片付けられた。
Y子さん(奥さん)は夢の中でH美さんに会った際、さよならを告げるためにこれからR子さんのところへいくといっていた。
H美さんにR子さんの家の住所と電話番号を教えてもらい、A氏は会社を休んでR子さんに会いにいった。
R子さんと電話がなかなかつながらず家の前で待っていると、近所の話好きなおばさんからR子さんの情報を得ることができた。
R子さんの父は亡くなり母は介護施設に入っている。姉が1人いたが結婚して家を出た。
現在家にはR子さんが1人で住んでいる。
高校生のとき例の事件でずっとひきこもっていたが、父が亡くなってからは少しずつ外出できるようになり、30歳で看護学校を卒業して、今は介護の仕事に就いている。
いったんホテルに帰り、夜また出直したところ、帰宅してきたR子さんに出会うことができた。
そして驚くことに、R子さんの方から自宅へ招き入れてくれた。
R子さんは年齢的には40代前半のはずだが、20代後半にも見えるほど若々しくきれいな女性だった。
1人ぐらしの女性の家に簡単に男性を招き入れたことについて、不審に思ったA氏は、最初にその疑問をぶつけた。
R子さんいわく、A氏を25年前から知っているとのこと。
R子さんを訪ねてきた理由も、「Y子(奥さん)のタイムトラベルの件では?」と逆に質問された。
半年前R子さんのところにもY子さんが現れたとのこと。
25年前のあの事件でR子さんが、Y子さんに手をつかまれた際、Y子さんの記憶がR子さんの頭の中に流れ込んできた。
当時17才のR子さんの人生の記憶に、42年分のY子さんの記憶が入ってきた。
最初は整理がつかず困惑したが、時間が経つにつれてY子さんの記憶を受け入れることができ、普通に生活ができるようになった。
A氏がR子さんに「Y子がA氏と結婚することも、将来病気になることも知っていたのか?」と尋ねると、Y子さんの見たり聞いたり感じたことすべてが頭に入ってきたそう。
A氏がタイムトラベルについて尋ねると、R子さんは身体ごと移動するタイムトラベルはできないが、精神だけ移動するタイムリープは可能で、過去にも、さらにY子さんの記憶をたどって未来にも行けるという。
半年前、精神世界でR子さんとY子さんが出会ったとき、R子さんがタイムリープできることにY子さんも驚いていた。
そのときY子さんに「(その能力を使って)A氏を子供のころのY子さんに会わせて欲しい」と頼まれたそう。
R子さんいわく、Y子さんの小学生時代の記憶とR子さんの精神とA氏の精神が交差する点があり、そこをたどれば、小学生時代のY子さんに会える。
そして、すべては決まっていたことだと。
A氏の望みは「小学生のY子さん(奥さん)に会うこと」ではなく、「妻の病気で死ぬ運命を変えること」だと主張するが、R子さんは運命は変えらないと告げる。
「妻はタイムトラベルによって、R子さんやH美さんの運命を変えてしまったでないか?」とA氏は主張したが、R子さんは「Y子(奥さん)は気がつかなかっただけ。運命は決まっておりそれを変えるのは簡単なことではない。地球に隕石を落とすようなレベルの影響力が必要だ」と告げた。
そしてA氏は奥さんがなぜ子供のころの自分とA氏とを会わせたがっていたのかを知る。
A氏と奥さんの間には子供ができなかった。それはA氏側の要因(非閉塞型無精子症)によるものだった。
そのことをA氏は奥さんに隠していたが、奥さんは密かに知ってしまった。
A氏は奥さんに「女の子が欲しい」といっていた。
R子さんいわく「Y子(奥さん)は小学生のころの自分の姿を見せることで、A氏のかなわぬ夢を実現させたかったかもしれない」と。
R子さんは、タイムリープは基本的に自分のような「選ばれた人」でないとできないが、R子さんの導きによってA氏のような普通の人でも可能という。
R子さんいわく「選ばれた人」とは「精神と身体のバランスが保てていない人」。R子さんや半年前のY子さんのような人。
A氏がR子さんについて「心と身体のバランスが保てていない」ようには見えないと感想を伝えると、R子さんは微笑んだまま、答えてはくれなかった。
・R子さんによると、過去に戻るには3段階ある。
(1)睡眠中のリラックスした状態でコンタクトすること。
最初は夢と精神の区別ができずにすぐ覚醒してしまうが、徐々に慣れて精神で会話ができるようになる。
(2)リラックスした状態のまま時間をさかのぼっていく。R子さんの精神に自分の精神を重ねる感覚をつかむ。
高い所から落ちる夢を見て体がビクッとなることがあるが、あの感覚が絶えず続く。
そのとき途中で覚醒しないように慣れる必要がある。
(3)時間をさかのぼっていきながら相手の精神を見失わないように集中する。
ここまできれば失敗する事はない。波長が合った瞬間に精神が過去へタイムリープする。
R子さんはカレンダーに印を付けた何日かの候補日に、A氏に精神で会いにいくといった。
指定された日には0時には寝ているように、そして、実際に会うのは今回限りと告げられ、A氏はR子さんの家を出た。
この続き、R子さんとA氏の、夢の中での(精神世界での)コンタクトについては次回に。
※A氏がスレに書いた予定では、今週水曜日がR子さんとの最後のコンタクトだった。
この原稿を書いている現時点(2017/6/24 0時頃)ではまだ、A氏からの報告はない。
A氏の投稿を心待ちにしている。