●「帰ってきたジョン・タイター(1)」(今回のミッションとは?)

2017/9/1

 

モンキーイメージ

先週末、衝撃的なニュースが不思議.netに掲載された。

 

●伝説のタイムトラベラー「ジョン・タイター」が帰還!第三次世界大戦後の“チップで管理された”世界国家樹立を予言

2017/8/26 不思議.netより

 

なんとあの伝説のタイムトラベラー、ジョン・タイターが2017年の現代に戻ってきたというのである。

 

不思議.netに掲載されたネタ元サイトを見ると、今回はしかも「12モンキーズ」という謎の組織を率いているそうだ。

 

●ネタ元サイト

2017/8/25 まいじつより

 

この組織は映画や最近TVドラマにもなった「12モンキーズ」の象徴的なシンボルマークを民家の壁に描いてまわっているという。住民からすればひどく迷惑な話だ。

 

ともかくソースの検証からはじめよう。ネタ元のサイト「まいじつ」(「週刊実話」などのゴシップ誌を発行している会社が運営)には記事ソースの情報がなかったのでググって調べると、下記の英語サイトを見つけた。

(この英語サイトはブラウザによってはポップアップが立ち上がります。ソース元として掲載していますが、苦手な方は下にまとめた解説をご覧ください)

 

 

●John Titor ? “The Time Traveler”, returned. He, along with the newly organized organization “12 monkeys” will try to save the world! Part 1.

(タイムトラベラー「ジョン・タイター」の帰還【part1】 世界を守るために新たに組織された「12モンキーズ」)

2017/8/4 BEFORE IT'S NEWS(英語サイト)より

 

●John Titor ? “The Time Traveler”, Returned. Part 2 ? John Talks About the People Who Have Been Implanted into Chips

(タイムトラベラー「ジョン・タイター」の帰還【part2】 チップを埋め込まれた人々について)

2017/8/11 BEFORE IT'S NEWS(英語サイト)より

 

 

ソース元となる「BEFORE IT'S NEWS」は、どうやら陰謀論やゴシック記事を掲載しているサイトのようだ。

 

【part1】、【part2】の内容をまとめて解説すると、

 

 

アメリカで今年の2月頃から「12モンキーズ」と名乗る謎の集団が、同名の映画に登場した猿のシンボルマークを民家や施設の壁にペインティングしてまわっている。

 

最初に報告があったのはワシントン州のキング。その後アリゾナ、コネチカット、アーカンソー、コロンビア、フロリダ、アイダホ、イリノイ、ケンタッキー、ミシガンなどアメリカの各地域に拡大している。

 

「12モンキーズ」はペインティングとともにさまざまな人々にeメールも送っている。

メールの内容によると、「12モンキーズ」を率いているのはタイムトラベラーとして有名なあのジョン・タイターで「あなたと私たちを救うために戻ってきた」という。

 

 

・第3次世界大戦は起こるが、核によって石器時代に戻ってしまうほどのカタストロフィーではない。すべてはコントロールされている。

 

・コントロールしているのは(タイターのような)未来人ではなく現代の人間だ。彼らの目的は世界政府をつくることだ。

 

・たとえば60年前の朝鮮戦争が終わった後、韓国の首都ソウルは、破壊されて廃墟となり、また北朝鮮から砲撃されやすい位置にもかかわらず、なぜ移転されなかったのか? すべては詳細に計画されていたのだ。

 

・それはスーパーテクノロジーによってなされる。スマートダストというプログラムされた非常に小さなチップだ。1990年ごろから世界中で水や食品に混入され続けてきた。

 

・スマートダストによって、大気の電気誘導率を操作し通信を妨害したり、人体の神経伝達物質を操作し精神状態をコントロールできる。ボタン1つで、ボーっとさせたり緊張させたりできるのだ。

人の行動を遠隔操作するまでにはいたってないが、精神病を患っているという人の中にはスマートダストの影響で幻覚を見せられている人もいるはずだ。

 

・あらゆる人に埋め込まれたナノデバイスをコントロールするために、電力会社の協力によって電線を通じてシグナルを送る実験が実行された。しかしその実験は失敗に終わった。いっせいにシグナルを送ると、集団はシグナルに気づいてしまうからだ。

 

・現在の主流は「アルファプロセッサ」と呼ばれるチップを人体に直接埋め込むタイプだ。「アルファプロセッサ」は血液中のスマートダストを制御するナノデバイスコントローラーだ。ボタン1つで対象をスーパーマンにも天才にも障害者にもできる。

 

・恐ろしいのはこのチップが動作するときだ。このチップは有害だ。なぜなら誰もが自らの意志で取り込んだのではないからだ。チップは除去することできる。

 

・私がこの世界に送られたのには理由がある。信用されなくてもかまわない。

 

タイターのメッセージは未知のアルゴリズムによってタイター自身が選んだ受信者に送られた。それぞれのメッセージは分割され、誰にもメッセージ全体の内容はわからない。上の内容はそのうちの3つを組み合わせたものだ。

 

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さてソースの記事を読み解くと、人類をコントロールする謎のナノデバイス「スマートダスト」あるいは「アルファプロセッサ」を、人間の身体から除去することがタイターの目的と思われる。だがこのメッセージは全体の一部らしく、迷惑な猿のマークのペインティングが(話題づくりの他に)何を意図しているのか、そしてこれから具体的に何をするつもりなのかはわからない。

 

私としてはタイムトラベルに関する新しい情報が何もないのがとても残念だ。このサイトではタイターのタイムマシンの考察として、今までに以下の記事を掲載した。

 

●「ジョン・タイターのタイムマシン解説(1)(カー・ブラックホールを使ったタイムトラベル)」

 

●「ジョン・タイターのタイムマシン解説(2)(すでに特許登録済み?)」

 

●「キップ・ソーン博士のタイムマシンが実現?(1)(もつれたブラックホールはワームホール)」

 

●「キップ・ソーン博士のタイムマシンが実現?(2)(ジョン・タイターのタイムマシンも完成?)」

 

これらの記事を進展させる新たな情報があればよかったのだが・・・。

 

しかしもう1つ気になったことがある。

 

それは「今回のタイターが前回のタイターと同一人物か?」ということだ。

 

実は(2000年に現れた)前回のタイターが正しいと言っていたエヴェレットの多世界解釈に従えば(詳しくはこちらのwikiを参照)、タイターのいうタイムトラベルごとに世界線が分岐するモデルでは、今回のタイターと前回のタイターは違う人物になってしまう。それどころか、前回の目的だったIBM5100を元の世界に持ち帰ることも、再びわれわれの世界に戻ってくることも不可能になってしまうのだ。

 

次回はこのテーマを考察してみる。