2022/9/10
今回は、2022年9月11日午前0時に予定している「タイムリープ実験4」について紹介する。
この実験は、心理学者ユングの提唱した「集合的無意識」をもとに、たくさんの人で同時にタイムリープに挑戦し、その成功確率を高める実験だ。
●Youtube動画はこちら↓
タイムリープとは、意識だけが体を離れ、過去や未来へ時間移動する現象だ。
ネット上などではたくさんの体験談があるが、その現象が本当に実在するかはまだわかっていない。
時間が少しだけ巻き戻った話など、時間に関する不思議体験をされた方はたくさんいて、
私が独自に集めているアンケートでも、100件以上の体験談が寄せられている。
タイムリープ実験は、このタイムリープという現象を、意図的に起こすことができないか、
検証する実験だ。いままでに3回実験を実施した。
1回目は、2020年3月13日から6月20日までの100日間、22名の方にご参加いただき、明晰夢を使った方法で行った。
※明晰夢とは、夢の中で今自分は夢を見ていると気づく夢。
具体的な方法として、まず明晰夢を見られるように訓練し、夢の内容を思いのままコントロールできるようになったら、行きたい過去や未来の世界を夢の中で作り出す。
1回目の結果は、参加者22名のうち7名、30%以上が明晰夢を見ることに成功した。
しかし、目標の夢をコントロールし、行きたい過去や未来の世界に行けた人はいなかった。
1回目の実験の後「もっと参加者を集めてみんなで日にちを決め、同時にタイムリープに挑戦すれば、成功率が上がるのでは?」と考えた。
その仮設の根拠になっているのが、スイスの心理学者ユングが提唱した「集合的無意識」だ。
ユングは人の意識を、その深さによっていくつかのレベルに分けた。
私を私だと感じる表層的な「自我」、その奥にある「個人的無意識」、さらにその奥にあるのが、人類に共通する先天的な意識「集合的無意識」だ。
たとえば、世界中にはいろいろな神話や伝説があるが、遠く離れた場所なのによく似た共通点が見つかる。
ほかにも日本の土偶などが特徴的だが、ふっくらとした体型の女性に母性を感じたり、きびしく諭す賢者に父親の姿を感じたりする。
ユングによれば、人々の心の中には、過去から受け継がれてきた共通するイメージがあり、それを「元型」と呼んだ。
そして元型は、集合的無意識から形作られると考えた。
実際に、集合的無意識が影響を与えるかどうかを調べる実験が行われている。
1997年からアメリカのプリンストン大学ではじまった「地球意識プロジェクト」では、世界中に乱数発生器を設置して地球規模の出来事との関係を調べている。
乱数発生器は「0」と「1」をランダムに発生させる機械で、普通なら0も1も、同じ確率で現れる。
しかし世の中で人々の心を揺さぶる出来事が起こったとき、この確率に偏りが見られた。
たとえば、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロのとき、普段のときから大きくデータが逸脱した。
このようなデータの偏りは、2011年3月11日に起こった東日本大震災でも見られている。
つまり、ある物事にたくさんの人が同時に意識を集中させると、物理的な影響を及ぼすことができるかもしれないのだ。
もう1つ、この実験で重要なのが「実験の実施日」だ。
明晰夢を見やすくなる日を調べていて、アメリカ・ワシントン大学が行った調査で「月の満ち欠けが睡眠に影響をあたえる」という実験を見つけた。
ワシントン大学の神経生物学者、オラシオ・デラ・イグレシア博士たちの研究チームによると、月の満ち欠けのサイクルが人々の睡眠に及ぼす状況を調べたところ、満月の前日が、一番眠りが浅くなることがわかった。
明晰夢も含めて夢というのは、眠りが深いときよりも浅い時の方が見やすいとされる。
ただ、明晰夢は睡眠に影響を与える可能性がある。
そこで、満月の前日で、しかも翌日が休みの日に実験を行うことにした。
条件の合う日を探し、2021年12月18日の夜、たくさんの人で同時にタイムリープに挑戦する2回目の実験を行った。
参加された人に後日アンケートをお願いし、131名の方から回答をいただいた。
このうち、明晰夢で、過去や未来の世界を体験できたという「バーチャル・タイムリープ」に成功した人は、なんと4.6%、6名いた。明晰夢を見た人もこの日だけで24人、18.3%もいた。
12月18日の夜1日だけで、約18%の人が明晰夢を見たというのは、以前ツイッターで行った明晰夢のアンケートデータと比較しても驚くべき確率だ。
けれども、まだ実際に過去や未来へタイムリープできたという人はいなかった。
しかしこの実験で、集合的無意識に手応えを感じた私は、満月が本当に明晰夢が見やすくなるのか確かめようと思った。
そこで、満月とは反対の新月の前日を、次の実験日に決めた。
3回目の実験は、新月の前日、2022年4月30日土曜の夜に行った。
実験後、アンケートをとったところ、127名の方から回答をいただいた。
このうち、明晰夢で、過去や未来の世界を体験できたという「バーチャル・タイムリープ」に成功した人は、4名、3.1%。明晰夢を見た人は18名、14.1%だった。
なお3回目から、普通の夢だけれど過去や未来の夢を見た人も調べていて、22名、17.3%いた。
けっきょくバーチャル・タイムリープに成功した人も、明晰夢を見た人も、満月のときより新月の方が少なかった。
そこで、やはり新月より満月の方がタイムリープ実験には適していると考え、次の4回目の実験は、満月の前日の土曜日、2022年9月10日の夜に行うことにした。
今回の実験でいままでと違うのは、就寝する目標の時間を決めたことと、オススメの方法を変えたことだ。
いままでは二度寝を利用した明晰夢を推していたが、今回の実験では、2022年9月の時点で一番可能性の高いと思うタイムリープの方法【2022】をオススメする。
就寝する時間を決めたのは、この方法に関係している。
タイムリープの方法2022では、眠りはじめから意識をたもったまま、夢の中に入る。
睡眠サイクルで眠りはじめは、一番深い眠りになり、深い眠り=ノンレム睡眠のときには脳を、外界の情報から切り離しやすいと言われている。
その状態なら脳を、時間が流れているという錯覚から、切り離すことができるかもしれない。
そして、明晰夢で自分の姿を発見したら、正面からその視界に入ってみてほしい。
3次元の自分見て入り込むイメージ動画↓
そして、眠る時間は9月11日午前0時を目標に調整してほしい。
たくさんの人で時間を合わせれば、より集合的無意識の効果が発揮できるはずだ。
ちなみに目標の午前0時は、事前にツイッターでとったアンケートから決めた。
挑戦する場所は自宅など、どこでもかまわない。
また、いままで紹介してきたタイムリープの方法と、組み合わせて使っていただいても大丈夫だ。
タイムリープ実験4に参加された方は下記のリンクからアンケートにお答えください↓
※受付期間:2022年9月11日~16日
※1~2分で回答できます。
なお、もしも過去へのタイムリープに成功したら、(2016年5月以降で)ぜひこのサイトまで報告をしてほしい。
それ以前に2ちゃんねるなどに書き込むと、タイムパラドックスが起こるかもしれない・・・。
※「タイムリープ実験4」は、睡眠に影響を与える可能性があるので、未成年者の方は参加をご遠慮ください。また統合失調症のような心因性障害やナルコレプシーのような睡眠障害を患っている方は、睡眠に悪影響を与える可能性があるのでご遠慮ください。