2025/6/28
時間が巻き戻ったり少しだけ跳んだミニタイムリープから、人のいない異世界のような街に迷い込んだ話など、北は北海道から南は鹿児島まで、興味深い実話体験を10話紹介します。
福井県在住の福井のカズさんは2023年6月、コンビニで「怪獣8号」の新刊を発見した。青い背景に銃を構えた男性の表紙である。しかし調べてみると、その本はまだ発売されていなかった。
半年後の2024年1月、書店でまったく同じ表紙を発見。友人の喫茶店オーナーも「確かにその話を聞いた」と証言している。
実際の発売日を調べると、カズさんが目撃したのは2023年6月下旬、実際の発売日は2023年12月4日であり、5ヶ月も未来の本を見ていたことになる。
北海道稚内市のMOさんは2025年1月半ばの深夜に目覚めると、午前3時33分だった。窓の外は1月にもかかわらず、異常に明るい青空が広がっていた。
再び眠って目覚めると、時刻は1時59分であった。1時間30分も時間が巻き戻っていたのだ。
北海道のドライバーPKさんは早朝、帯広市から浦河町までのいつものルートを運転中、帯広市の南にある大正という地区で約7分間、記憶が完全に消失した。意識ははっきりしており眠気もなく、記憶が消えたのはその日だけだった。宇宙人の仕業か、それとも時空の歪みだろうか。
1990年ごろ、栃木県のKAさんは東京から帰宅後、腕時計と車の時計が20分遅れていることに気づいた。しかもトリップメーターは普段より40キロも多く走行していた。時速120キロで別の時空を走っていたのかもしれない。
SHさんは1990年代末、千葉市で横断歩道を渡っている際に車と衝突しそうになった瞬間、気づくと道路の反対側にいた。数メートルの距離を一瞬で移動したという。
1980年代半ば、東京・東北沢に住んでいたKDさんが寝坊して駅に向かうと、街に人が全くおらず、空が薄オレンジ色に染まり、信号だけが点滅していた。まるで異世界のようであった。
多摩市のSUさんは昼寝から目覚めると午後3時38分だった。再び眠って4時7分に起床した。しかし、風呂上がりにスマートフォンを見ると午後3時に戻っていた。
CCさんが母親と名古屋の専門学校の入学説明会に参加したときの出来事である。スタッフから「1ヶ月前に来ましたよね」と言われたが、CCさんは初めての来校であり、そもそも名古屋に来ること自体が初めてだった。
スタッフが見たのは、CCさんのドッペルゲンガーだったのかもしれない。
大阪市のSKさんは2022年の夏のある日、午前11時31分発の電車に乗り目的の駅に到着して時間を見ると、11時31分のままだった。時間が巻き戻ったのか、それともループしたのだろうか。
KRさんは2024年8月のある日、鹿児島県姶良市で映画を見て感想を投稿しようとXを開くと、その映画にあるタレントがサプライズ出演したという投稿を目にした。しかしその投稿はすぐに消えてしまった。そして帰宅から5時間後、そのタレントが全く同じ文面でサプライズ出演を初めて投稿した。未来の情報を5時間前に先取りしたのかもしれない。
これまでに240件の回答をいただいている。
※すべての質問は任意なので、回答されていない質問もある。
約6割が20代までに体験しており、比較的若い時期に体験した人が多くなっている。
一番多いのが「平日昼間の学校や職場」、その次が「朝目覚めたとき」と「通勤通学の途中」。
巻き戻った時間の長さは62%が1時間未満と、比較的短い時間。
約80%が1人のときに体験している。
起こった出来事も、周囲の環境も「変化なし」という回答が76%。
「明晰夢を見た人にときどき起こる『偽の目覚め』が朝のタイムリープ体験に関係するのでは?」という仮説を検証するための質問。
75%が「1度でも明晰夢を見たことがある」と回答。
以前X(旧ツイッター)でおこなった明晰夢のアンケート「明晰夢を見たことのある経験者の割合(72.4%)」をと超えてきた。
Q2の回答からも日中にタイムリープを体験している人が多いので、「夢の中だけの現象では説明できまない」ことがわかる。
「説明不可能な超常現象」という意見が多くなっている。
体験談に寄せられた内容を調べると「今回の体験以外にも不思議な現象を(複数回)経験している」という方が何人もいたので「時間の不思議体験は1度すると繰り返すのか?」という仮説を検証するため、2024年4月から新たに質問を追加した。
まだ件数が少ないので断言できないが、「今回が初めて」という人が33%で、約7割が複数回不思議現象を経験している、つまり「時間の不思議体験を1度すると繰り返す」可能性がある。
2024年12月から新たに追加した質問です。こちらもまだ件数は少ないが、「霊感」が強いと感じている方は半分弱。